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製造業の技術文書をAI技術で検索可能にするナレッジ管理サービス、SUPWATが本格提供

ANDG CO., LTD.
2026年8月18日

製造業の現場に分散する技術資料をAI(人工知能)技術で検索するためのサービスを、製造業向けサービスを手掛けるSUPWATが2026年7月から本格提供を開始している。設計仕様書や過去の改善事例といった種々の情報を横断的に検索し、対話形式で過去事例にアクセスできるようにするなど、開発効率の向上につなげられるという。2026年7月30日に発表した。

 SUPWATが2026年7月から本格提供を開始している「WALL knowledge」は、製造業の技術情報をAI(人工知能)技術で統合し、社内に蓄積された技術資料や過去の知見を横断的に検索・活用するためのナレッジ管理サービス(図1)。設計・開発業務に携わるエンジニアが自然言語での検索や質問応答を通じて、過去の知見を再利用するなどで開発効率の向上につなげられるという。

図1:SUPWATのナレッジ管理サービス「WALL knowledge」の画面例

 WALL knowledgeが扱うのは、設計仕様書や実験データ、トラブル対策書、過去の改善事例といった技術情報。部門やシステムをまたいで分散しているこれらの情報を対象に、AI技術が内容を解析・理解した上で検索結果を返すという。検索機能に加えてAIアシスタント機能を備え、技術文書の内容をAI技術が理解した上で、エンジニアからの質問に回答する形で過去事例へのアクセスを支援する。

 今後は、SUPWATが提供するデータ基盤「WALL」と連携し、実験・解析データなどの定量的な情報と、技術文書に蓄積された定性的な技術知見を組み合わせて扱える体制を整える方針だ。併せて技術文書の自動構造化・知識グラフ化、技術検討を支援するAIエージェント機能の実装を進めるとしている。

 SUPWATによると、多くの技術情報が社内に蓄積されている一方、その管理は分散していることが多く、必要な情報を素早く見つけ出すことが困難になっている。加えて、熟練技術者が持つ知見が形式知として残さされないまま失われるリスクも高く、知識の継承や活用が依然として大きな課題になっている。