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トラックの積載率をスマホで計測するサービス、三菱電機デジタルイノベーションが開始
トラックの積載率を荷台をスマートフォンでスキャンするだけで計測するサービスを、三菱電機デジタルイノベーションが2026年10月1日に開始した。計測結果はクラウド上に保存し、荷主と物流事業者とが共有できる。2026年9月24日に発表した。
ITサービスの三菱電機デジタルイノベーションの「Rulerless Truck」は、トラックの積載率を算出するサービス。LiDAR(Light Detection and Ranging:光測距)スキャナーを搭載する「iPhone」または「iPad」を使ってトラックの荷台をスキャンするだけで積載率を算出する(図1)。LiDARを使うことで、荷積み場への機器設置や車両の改造が不要になる。iPhoneなどは利用企業が用意するが、有償レンタルにも対応する。
Rulerless Truckでは、LiDARにより荷台の3D(3次元)データを作成。その分析により荷室と積荷それぞれの容積を割り出し積載率を算出する。3Dモデルは10秒程度で生成する。検証環境では、一定の条件下での実測値との平均誤差は5%以内だったという。精度は荷姿や撮影条件によっても変動する。
算出した積載率のデータは、3D(3次元)データとともに三菱電機グループのデジタル基盤「Serendie」上で管理する。管理画面はブラウザーで操作する。CSV形式ファイルで出力すれば、他のデータや製品との連携が図れる。
今後は路線別や時期別の集計への対応を予定する。積載率が低い便の傾向を特定し、共同輸配送や運航計画見直し、荷姿改善などに活用できる機能を拡充したい考えだ。
三菱電機デジタルイノベーションによれば、改正物流効率化法への対応が進む中、積載率の把握はドライバーの目視や経験に頼っているケースが多い。荷主は輸送を物流事業者に委託しており、自社の荷物の積載状況の把握が難しい。
Rulerless Truckの利用料は拠点数に応じたライセンス価格。12カ月の最低利用期間がある。
