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日本製鋼所、CADデータを統合管理し開発の遅延を防止へ

DIGITAL X 編集部
2017年11月29日

産業機械製造大手の日本製鋼所は、製品のCADデータを統合管理する。設計時点でのミスを排除し、開発の遅延を防止するのが狙い。システムを提供したアラスジャパンが2017年11月14日に発表した。

 日本製鋼所は従来、製品のCADデータをWindowsの共有フォルダで管理していた。しかし、設計変更などが発生した際に、変更情報が関係者全員に伝わらないなどの問題があった。

 そこで日本製鋼所は、主力製品である樹脂製造機械や樹脂加工機械の設計データを管理するためにPLM(Porduct Lifecycle Management)プラットフォーム「Aras Innovator」を導入する。関係者全員が同じ手段で最新のCADデータにアクセスすることで、設計レビュー時や設計変更の発生時などに全員が最新情報を把握できるようにする。

 日本製鋼所は今回の導入に際し、PLMの導入支援などを手がけるデジタルプロセスと協力し、CADデータ管理ツールを検証し、どの製品が最も効率良く管理できるかを確かめたうえで選定したとしている。機能のほかに、サブスクリプション制で利用できシステム導入コストを抑えられる点も評価したという。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名日本製鋼所
業種製造
地域東京都品川区
課題製品のCADデータをWindowsの共有フォルダで管理しており、すべての関係者が最新の正確な情報を把握できる状態ではなかった
解決の仕組みCADデータを統合管理するためのシステムを導入
推進母体/体制日本製鋼所、デジタルプロセス、アラスジャパン
活用しているデータ製品のCADデータ
採用している製品/サービス/技術「Aras Innovator」(米Aras製)