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- 流通・小売り
ビームス、店頭の提灯をインターネット経由で制御しメッセージを発信
2018年1月5日
衣料品のセレクトショップを運営するビームスは、店頭に並べた提灯の点灯をインターネット経由で制御する仕組みを導入した。点灯状態を制御して、メッセージを表示したりする。レジ近くに設置するIoT端末で制御する。端末を納入したmui labが2017年12月27日に発表した。
新たな仕組みを導入するのは、東京・新宿にあるビームス・ジャパンの店舗。店舗入口上部に、縦7列、横9列で並ぶ計63個の提灯を設置し、それぞれをインターネットに接続し、点灯状態を変化させる(図1)。
提灯は、店内のレジカウンターに設置するIoT(Internet of Things:モノのインターネット)端末の「mui」(mui lab製)を経由してインターネットに接続する。muiは、外見は木製の棒ながら、タッチセンサーとワイヤレスセンサーを内蔵。センサーの検知結果により、表面にメッセージやアイコンを表示できる(図2)。インターネット経由で取得した各種クラウドサービスの情報を表示することも可能だ。
今回の導入では、muiがインターネットから得た情報を元に、63個の提灯の点灯状態を制御する。点灯色を変えたり情報を表示したりを演出する。店内のmuiは来店客が操作できるようにもする(図3)。
muiの店舗への設置は、今回のビームスの店舗が初めて。mui labとしては今後、各種店舗への導入のほか、ホテルやオフィスへの導入も進めたいである。
企業/組織名 | ビームス |
業種 | 流通・小売り |
地域 | 東京都新宿区 |
課題 | 店舗の魅力を発信するための新しい仕掛けがほしかった |
解決の仕組み | 店頭の提灯をIoT端末経由でネットに接続し、ネット情報を元に点灯色を変えたり点滅を制御してメッセージを表示する |
推進母体/体制 | ビームス、mui Lab |
活用しているデータ | 天気予報などインターネットで取得できる各種データや、IoT端末のセンシングデータ |
採用している製品/サービス/技術 | 木製のIoT端末「mui」(mui Lab製) |
稼働時期 | 2017年12月18日 |