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コープ共済連、保険金請求の査定業務にAIを活用
2018年1月22日
日本コープ共済生活協同組合連合会(コープ共済連)は、保険金請求の査定業務の省力化と、より適正な査定実現に向けてAI(人工知能)を導入する。将来の請求件数もAIで予測し、人員配置の適正化も目指す。システムを納入するSAS Institute Japanが2018年1月18日に発表した。
日本コープ共済生活協同組合連合会(コープ共済連)は、全国152の生活協同組合の組合員とその家族を対象に、医療保険や生命保険などの保険商品を提供している。近年は組合員の要望の変化に応える形で、商品ラインナップが多様化している。
コープ共済連が受け付ける保険金請求は年間で130万件超。保険商品の多様化に伴い、保険金請求の査定では、さまざまな条件を確認しなければならず、業務が複雑で時間がかかるようになっている。保険金の支払いを遅延させないためには、査定部門の強化が課題になっていた。
そこで、査定業務に保険金請求査定向けのAIシステムを導入する。さらに、AIシステムが備える保険金請求件数の予測機能を使い、業務量予測にも取り組む。業務量を予測し、保険金支払い業務に当たる人員と予算の見直しを進める方針である。
なおAIシステムの導入にあたっては、コープ共済連が持つデータを使ってシステムを事前検証し、査定業務の強化に有効だと確認したシステムに決定している。
企業/組織名 | 日本コープ共済生活協同組合連合会 |
業種 | 金融・保険 |
地域 | 東京都渋谷区 |
課題 | 保険商品が多様化し、保険金請求の査定業務が複雑で手間と時間がかかるものになった |
解決の仕組み | 保険金請求が妥当であるかをAIシステムを使って判断する |
推進母体/体制 | 日本コープ共済生活協同組合連合会、SAS Institute Japan |
活用しているデータ | 保険加入者と保険内容のデータなど |
採用している製品/サービス/技術 | 保険金請求査定AIシステム「SAS Fraud Framework for Insurance」(米SAS Institute製) |