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建設IoT基盤の「LANDLOG」、データの一元管理のためにMicrosoft Azureを採用

DIGITAL X 編集部
2018年2月28日

ランドログが提供する建設IoT(Internet of Things:モノのインターネット)基盤「LANDLOG」は、そのパブリッククラウドサービスにMicrosoft Azureを採用する。LANDLOGで発生するデータを、Azureのデータベースサービスで一元管理することで、他社システムとの連係を容易にする。日本マイクロソフトが2018年2月20日に発表した。

 LANDLOGは、建設現場で発生する業務全般を支援する各種サービスを連携するためのIoTプラットフォーム。建機IoTで先行するコマツが、建機以外のサービス提供に向けてオープンなプラットフォーム化を選択。NTTドコモやSAPジャパン、オプティコムと共に開発・運用会社を立ち上げ、2018年2月からパートナー企業の募集など本格的に活動し始めたところ。

 そのLANDLOGのデータベースとして、Azureの分散データベースサービス「Cosmos DB」を採用し、全データを統合管理する。LANDLOGのデータは、データ形式が決められており、Azureを基盤にすることで、海外企業とのサービス連係も容易になる。Azureはマイクロソフト製品だけでなくLinuxもサポートしているため、パートナー企業や利用企業は、サービスの構築・利用に、オープンソースソフトウェアも利用できる。

 ランドログは今後、Microsoft AzureのAIサービス「Cognitive Services」を活用した画像解析などの機能を提供する予定。2018年前半に予定しているLANDLOGの海外展開でもMicrosoft Azureを活用する計画である。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名ランドログ
業種製造
地域東京都港区
課題ユーザー企業が作り出すデータの形式や保存場所がバラバラだったため、他企業との連係が難しかった
解決の仕組みLANDLOGで生成するデータをすべてMicrosoft AzureのCosmos DBに集約
推進母体/体制ランドログ、日本マイクロソフト
活用しているデータIoT対応建機が発するデータなど
採用している製品/サービス/技術建設IoT基盤「LANDLOG」、分散データベースサービス「Cosmos DB」、パブリッククラウドサービス「Microsoft Azure」