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静岡銀行、顧客接点の強化に向けスマホやタブレット向けサービスを開始

DIGITAL X 編集部
2018年3月1日

静岡銀行は、顧客との接点を強化するために、スマートフォンやタブレットを対象にしたサービスを強化し、店舗での対面サービスと同等のサービスを提供できるようにする。第1弾を2018年10月に開始する予定。システム構築に協力する富士通が2018年2月21日に発表した。

 静岡銀行は、店舗での対面サービスと同等のサービスをスマホやタブレット経由でも提供できるようにする。スマホやタブレットに向けたポータルサイトやアプリケーションを開発し、顧客のサービス利用履歴や属性といったデータをAI(人工知能)で分析することで、顧客一人ひとりに合わせた金融商品を推奨したり、各種サービスのオンラインでの申し込みなどを実現する(図1)。

図1:顧客一人ひとりに合わせたサービスをスマホやタブレットでも利用可能にする

 まずは2018年10月に、顧客一人ひとりに合わせた金融商品を勧める機能と、各種サービスのオンライン申し込み機能を提供する。その後、オープンバンキングAPIに対応し、各種のFintechサービスとの連携を始める予定である。併せて、AIを活用した金融サービス相談メニューを拡充し、ネット上で公開されている「Linked Open Data」を使った与信審査などの機能追加も検討する。

 これらのサービスやアプリケーションは、富士通が提供する「FUJITSU 金融ソリューション Finplex 金融フロントサービス基盤 FrontSHIP」上で実現する。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名静岡銀行
業種金融・保険
地域静岡市
課題インターネットを介した顧客との接点でも、店舗での対面サービスと同等のサービスを提供したい
解決の仕組み金融業向け顧客サービス基盤を導入し、スマホやタブレットに向けた自社アプリを開発しやすい体制を作った
推進母体/体制静岡銀行、富士通
活用しているデータ顧客属性データ、顧客のサービス利用履歴など
採用している製品/サービス/技術金融業向け顧客サービス基盤「FUJITSU 金融ソリューション Finplex 金融フロントサービス基盤 FrontSHIP」(富士通製)
稼働時期2018年10月(予定)