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独BMW Groupと独Daimler、自動運転に向けてオランダHEREの道路情報地図を採用

DIGITAL X 編集部
2018年3月2日

独自動車メーカー大手のBMW GroupとDaimlerは、自動運転の実現に必要な道路情報地図にオランダHERE Technologiesが提供する「HD Live Map」を採用する。HEREが2018年2月21日に発表した。

 独BMW Groupと独Daimlerが導入する「HD Live Map」は、道路状況や地図データをほぼリアルタイムに更新できる地図。自動運転車向けに開発されており、自動車に搭載したセンサーからのデータと組み合わせることで、自動運転車の制御に利用する。

 それぞれ、BMWブランドと、Mercedes-Benzブランドの自動運転車に導入する。米SAE Internationalが定義した自動運転レベルのうち、レベル3以上の機能を持つ車両が対象になる。BMW Groupは、レベル3以上の自動運転機能を持つBMWブランドの車種の出荷時期を2020年以降と見積もっている。

 BMW GroupとDaimlerはいずれも、HD Live Mapの作成に協力しており、自社製の車両が検知したセンサーデータをHEREに提供している。HEREは2018年末までに、北米とヨーロッパで100万km分の道路データを1m未満の精度で収録する予定を立てている。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名独BMW Group、独Daimler
業種製造
地域ドイツ・バイエルン州ミュンヘン市、バーデンヴュルテンベルク州シュトゥットガルト市
課題自動運転車で、道路状況をほぼリアルタイムで更新していく地図データを利用したい
解決の仕組み自動車のセンサーデータなどの情報を頼りに、道路情報をほぼリアルタイムで更新する地図を導入
推進母体/体制BMW Group、Daimler、オランダHERE Technologies
活用しているデータ自動車のセンサーデータ、ほぼリアルタイムで更新する地図データ
採用している製品/サービス/技術HERE HD Live Map(HERE Technologies製)
稼働時期SAEレベル3以上の自動運転車を出荷する時(BMWは2020年以降と見積もっている)