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仏の栄養食品メーカーNutriset、市場変化に即応するために生産から会計までのデータを統合管理へ

DIGITAL X 編集部
2018年3月20日

フランスの栄養食品メーカーであるNutrisetは、市場の変化に即応する体制を構築するために、生産から物流、販売、品質管理、会計までの各業務で発生するデータを統合的に管理する。そのために食品・飲料業界向けERPを導入する。ERPを提供する米Inforの日本法人が2018年3月14日に発表した。

 フランスのNutrisetが製造するのは、重度栄養不良を改善する治療補助ミルクの「F-75」や「F-100」、栄養補助食品「Plumpy'Nut」など(図1)。製品は、国連関連機関や政府機関、国際的に活動するNGOなどを通して、栄養不良に苦しむ世界中の子供たちに提供されている。

図1:仏Nutrisetが製造する栄養補助食品の「Plumpy'Nut」

 今回、市場の変化を予測し、即座に対応できる体制の構築を目指し、生産から物流、販売、品質管理、会計までの各業務で発生するデータをERPで統合管理することを決めた。将来は、生産設備の保全管理やCRM(顧客関係管理)のための専用ソフトウェアの導入も検討するという。

 データの統合管理のために導入するERPは、米Infor製の「Infor M3 Food & Beverage」。食品・飲料業界向けのERPとして、業界固有の要件に対応する機能を持つ点を評価して導入を決めたとしている。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名仏Nutriset
業種製造
地域フランス・セーヌ=マリティーム県ルーアン郡マロネ
課題市場の変化を予測していち早く対応すること
解決の仕組み生産、物流、販売、品質管理、会計のそれぞれの業務で発生するデータをERPで統合管理する
推進母体/体制仏Nutriset、仏LTTD Consulting、米Infor
活用しているデータ生産、物流、販売、品質管理、会計のそれぞれの業務で発生するデータ
採用している製品/サービス/技術食品・飲料業界向けERPソフトウェア「Infor M3 Food & Beverage」(米Infor製)
稼働時期不明