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メンズファッションレンタルの「Leeap」、配送日時変更などにヤマト運輸のAPIを採用

DIGITAL X 編集部
2018年6月21日

メンズファッションのレンタルサービス「leeap」を展開するキーザンキーザンは、Leeapのサイト上で、商品配送日時や配送場所などの変更を可能にするために、ヤマト運輸が影響するAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)を採用した。ヤマト運輸が2018年6月1日に発表した。

 キーザンキーザンの「Leeap」は、メンズファッションを対象にした月額制のレンタルサービス。計測したサイズと好みを伝えておけば、スタイリストが選んだコーディネートと共に衣料が届く。返却時のクリーニングは不要で、気に入れば購入することもできる。

 今回、leeapのWebサイトで次の3つを可能にした。(1)申し込んだ商品の配送日時の変更(図1)、(2)配送場所の変更、(3)使用後の商品の発送手配である。これまでは、配送を担うヤマト運輸が提供する「クロネコメンバーズ」に会員登録し、クロネコメンバーズのWebサイトから変更などを指示しなければならなかった。

図1:「leeap」のWebサイトで配送日時を変更できるようになった

 商品返却の手配では、(1)集荷の依頼、(2)コンビニ持ち込み、(3)ヤマト運輸に営業所への持ち込み、のいずれかの方法を選らべる(図2)。leeapのWebサイト上に2次元コードが表示されるので、返却時は、この2次元コードを提示するだけで発送手続きが終了する。荷札に発送元や発送先などを記入する必要はない。

図2:商品の返却時も、leeapのWebサイトで発送方法を指定できる

 これらサービスは、ヤマト運輸が提供する「配送連携API」を使って実現した。顧客は、クロネコメンバーズの会員になる必要がない。配送を担当するヤマト運輸は、leeapに登録された顧客情報を参照してサービスを提供する。サービス利用料は、Leeapの月額サービス料金に含まれている。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名キーザンキーザンの「Leeap」
業種サービス
地域大阪市
課題顧客が商品を受け取る際に、配達日時などを変更するには、配送を担当するヤマト運輸のWebサイトに移動して操作しなければならず不便だった
解決の仕組みヤマト運輸が提供する「配送連携API」を採用し、自社サービスのサイトでも配達日時や配達場所の変更、商品返却時の配送手配をできるようにした
推進母体/体制キーザンキーザン、ヤマト運輸
活用しているデータ商品の発送データ、配達指定日時や配達指定場所のデータなど
採用している製品/サービス/技術「配送連携API」(ヤマト運輸製)
稼働時期2018年6月1日