• UseCase
  • 流通・小売り

米ウォルマート、楽天市場に出店し米のブランド品を中心に販売

DIGITAL X 編集部
2018年12月27日

米国小売大手のウォルマートが「楽天市場」にECサイトを開設した。米国のブランド品を中心に日本市場で販売する。2018年12月11日に発表し、同日から販売を開始している。

 米ウォルマートが開設した「ウォルマート楽天市場店」は、日本における同社初のECサイトで旗艦店になる。米国ブランド製品を廉価に提供してきたウォルマートが持つ小売業の専門性と、楽天が持つECの知見を活用し、日本の消費者に新しい購買体験を提供するとしている。

 ウォルマート楽天市場店では、米国のブランド品を中心に品ぞろえし販売する。商品価格には、送料、関税、税金を含んでいる。注文を受け米国で梱包した商品を空輸し、発注者に届ける。西友が、顧客サポートを担当する。ファッションやアウトドアグッズ、おもちゃなど約1200点から開始し、取扱商品を広げながら新しい商品カテゴリーを増やしていく予定だ。

 ECサイトの開設は、2018年1月に発表したウォルマートと楽天の戦略的提携の一環。両社の提携ではこれまでに、2018年8月に、ウォルマートの米国での顧客が電子書籍などを利用できるサービス「Walmart eBooks by Rakuten Kobo」を開始。同10月にはウォルマートの子会社である西友が楽天とネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」を開始している。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名米ウォルマート
業種流通・小売り
地域米アーカンソー州
課題西友による実店舗を展開してきたが、ネット事業が手薄になっていた
解決の仕組み楽天市場にECサイトを開設し米国ブランド製品などを日本で販売する
推進母体/体制米ウォルマート、楽天、西友
活用しているデータECサイトの訪問・注文データなど
採用している製品/サービス/技術「楽天市場」
稼働時期2018年12月11日