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合志市、住民の健康増進などに向け熊本大学や日本ユニシスなどと連携事業を検討へ

DIGITAL X 編集部
2018年12月26日

熊本県合志市は、地域住民の健康増進と地域の発展を目的に、大学や企業と連携した事業を検討する。熊本大学、日本ユニシス、スポーツクラブなどを運営するルネサンスが参加する。2018年12月12日に発表した。

 熊本県合志市などが検討するのは、地域住民の健康への意識向上や、運動を通した健康増進などを図るための事業。複数のサービス事業者とともにビジネスエコシステムを形成し、地域の健康データを使った新たな経済価値の循環が創出できるようにする。

 具体的には、市内に健康づくりの地域拠点を設け、市民の運動や検診などの健康データを取得。それを熊本大学が教育や研究に利用する。データの管理・流通基盤を日本ユニシスが提供する。

 拠点には、合志市が持つ施設などを利用する。ルネサンスが持つ、高齢者への健康促進や多世代交流によるコミュニティー再生などのノウハウも使う。データの提供者である地域住民には、新たな価値の還元を検討する。

 合志市は「健康都市こうし」を掲げ、市民の心と体、地域、行財政の健康向上を目指している。さまざまな機関や団体と包括連携協定を締結して市民の健康づくりを推進している。

 今回協定を結んだ熊本大学は、2018年度に健康長寿代謝制御研究センターを設立し、国民の健康や寿命延伸を図る研究を進めている。日本ユニシスグループは、さまざまな組織をつなぐビジネスエコシステムを構築している。ルネサンスは、複合スポーツクラブを中核に、自治体が進める健康づくりの支援も手掛けている。なお日本ユニシスとは2018年4月に包括連携協定を結んでいる。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名熊本県合志市
業種公共
地域熊本県合志市
課題住民の健康増進と地域の発展を図りたい
解決の仕組み市内に健康づくりの地域拠点を設け、そこで市民の運動や検診などの健康データを取得。熊本大学が教育や研究に利用する
推進母体/体制合志市、熊本大学、日本ユニシス、ルネサンス
活用しているデータ市民の運動や検診などの健康データ
採用している製品/サービス/技術日本ユニシスのデータ管理・流通基盤、スポーツクラブなどを運営するルネサンスのノウハウなど