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西武鉄道、「ラクトル」使いスマホ予約した商品を駅のロッカーで受け取る実証実験
2018年12月27日
西武鉄道が、駅のロッカーで野菜や日用品などの商品を受け取るサービス「ラクトル」の実証実験を2018年12月20日から始めている。共働き世帯などでの時間的制約の解決を目指す。実験には「ラクトル」を提供するKDDIと、対応ロッカーを提供するアルファロッカーシステムが参加する。2018年12月13日に発表した。
実験するのは、スマホで注文した野菜や日用品などを西武鉄道の駅構内のロッカーで受け取る仕組み。通勤時に立ち寄る“駅”という場所で商品を受け取れるようにすることで、共働き世帯など時間的な制約が多い層の利用を期待する。
使用するのは、KDDIが提供する「ラクトル」と、それに対応したアルファロッカーシステム製のロッカー。スマートフォン用アプリケーションでロッカーを予約したうえで商品を注文すれば、指定したロッカーで商品を受け取れる(図1)。受け取れる商品は、常温で保存できる食材や健康食品、歯磨きや石鹸などの日用品。温度管理が必要な食品や弁当類、そう菜は取り扱わない。
実験は、西武池袋線の富士見台駅(東京都練馬区)と東久留米駅(東京都東久留米市)の2カ所で、2018年12月20日から2019年3月31日まで、モニターを募って実施する。商品は、富士見台駅では「ベジオベジコ」が、東久留米駅では「晴屋」が、それぞれ提供する。ロッカーは初電から終電まで利用できるが、東久留米駅では12月は月、水、金のみの配送になる。両駅とも2018年12月27日から2019年1月3日までの年末年始は配達しない。
今後は、モニターの声を基に、受け取れる商品やサービスの拡充を検討するほか、駅のロッカーの新しい使い方を提案していく。
企業/組織名 | 西武鉄道 |
業種 | 交通 |
地域 | 東京都練馬区、同東久留米市 |
課題 | 駅というスペースが持っている価値を拡大したい |
解決の仕組み | スマートフォンで予約した野菜や日用品などを駅のロッカーで受け取れるようにする |
推進母体/体制 | 西武鉄道、KDDI、アルファロッカーシステム |
活用しているデータ | ロッカーの予約データと商品発注データなど |
採用している製品/サービス/技術 | 「ラクトル」(KDDI製)、ラクトル対応ロッカー(アルファロッカーシステム製) |
稼働時期 | 2018年12月20日から2019年3月31日まで |