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オークネット、オークションサイトのサービス強化に向けIT基盤を米Pivotal製PaaSに刷新

DIGITAL X 編集部
2018年12月28日

ネットオークションなどを手掛けるオークネットは、開発者の生産性向上と運用コストの低減に向けて、IT基盤を米Pivotal製のPaaS(Platform as a Service)用ソフトウェアを導入した。クラウドのAWS(Amazon Web Services)上で稼働させている。2018年12月13日に発表した。

 オークネットは、インターネットなどを通じたオークションを手掛ける事業会社。中古バイクのほか、花、中古デジタル機器、ブランド品などのオークションを展開している。

 オークションの取扱量が急激に増えていることや、他分野へ事業拡大するために、オークションのためのIT基盤の刷新を検討してきた。結果、米Pivotalが提供するアプリケーションの開発・実行基盤用ソフトウェアである「Pivotal Cloud Foundry(PCF)」を採用し、クラウドのAWS(Amazon Web Services)上で稼働させることを決めた。PCFについては、アプリケーションのリリースを自動化することによる開発者の生産性向上と、運用効率性の高さを評価したとしている。

 PCFの評価点にもあるように、基盤の刷新において重視したのは、各種サービスのリリースサイクルの短縮と、開発・運用コストの削減である。そのため、サービスごとに独立したシステムを構築する方式から、共通機能を部品化して開発効率を高める方式へ切り替えた(図1)。

図1:オークネットがサービスの高度化に向け導入したIT基盤の概要

 具体的には、(1)継続的なインテグレーション/デリバリーのためのツール「Concourse CI」により開発からリリースまでの作業を自動化し品質向上を図る、(2)OSS(オープンソースソフトウェア)のアプリケーションフレームワーク「Spring」によるマイクロサービスアーキテクチャを導入する、(3)AWSを利用する、ことで実現している。

 PCF環境へは、まずは中古バイクのオークションのシステムを移行し、2018年冬の本番運用開始を予定する。その後、他サービスを順次移行していく。新IT基盤の構築・運用には、PivotalとNTTデータが協力している。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名オークネット
業種サービス
地域東京都港区
課題オークションのための各種サービスの開発生産性を高めつつ、ITインフラの運用コストを削減したい
解決の仕組み米Pivotalが提供するアプリケーション開発・実行基盤用ソフトウェア「Pivotal Cloud Foundry(PCF)」を採用し、複数サービスの共通機能を部品化し開発効率を高める
推進母体/体制オークネット、米Pivotal日本法人、NTTデータ
活用しているデータオークションのデータなど
採用している製品/サービス/技術「Pivotal Cloud Foundry(PCF)」(米Pivotal製)、継続的インテグレーション/デリバリーツール「Concourse CI」、(OSS)、アプリケーションフレームワーク「Spring」(OSS)、パブリッククラウド「AWS(Amazon Web Services)」(米Amazon.com製)
稼働時期最初の中古バイクのオークションシステムを2018年冬に本番稼働させる予定。その後、他システムを順次以降させる