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ヤフオクドーム、IoTトイレ使い清掃・保守や利便性高める実証実験

DIGITAL X 編集部
2019年2月19日

福岡ヤフオク!ドームで、トイレにIoT(Internet of Things:モノのインターネット)を適用し、清掃・保守の作業効率や、利用者の混雑解消などを図る実証実験が2019年2月1日から始まっている。トイレの利用状況や消耗品の残量、人の流れなどをIoTデータから分析する。実験に参加する総合建材メーカーのLIXILとソフトバンクが2019年1月30日に発表した。

写真1:福岡 ヤフオク!ドームの遠景

 福岡 ヤフオク!ドームでLIXILとソフトバンクが実施するのは、公衆トイレにおけるIoT(Internet of Things:モノのインターネット)データを活用するための実証実験。ヤフオク!ドーム内で、不特定多数が利用する36の公衆トイレを対象に、2019年2月1日から2020年1月31日までの予定で実施する。

 IoTトイレのデータ分析で期待するのは、トイレの清掃方法に関する効果的な施策の立案や、故障の検知・予測による水回り機器の最適な保守、施設リニューアル時の最適な器具数算定や配置など、公衆トイレのライフサイクル管理の向上だ。試合やイベント時のトイレの混雑解消策など、使用者の利便性向上につながる、さまざまな方法も検討する。

 トイレには、さまざまなセンサー機器を設置する。大便器や小便器、電気温水器、自動水石けん器など水回り機器の稼働データのほか、トイレットペーパーや水石けんなどの消耗品の残量データを収集する。たとえば大便器では、水位の情報やバルブの状態、便座温度設定といった各種設定情報を集める。

 携帯電話の基地局との接続情報などを、人の流れを示す「人流データ」として利用する。個人が特定できないように統計的な処理により十分に匿名化する。ドーム内の基幹設備などからもデータを集め、これらデータを組み合わせて分析する(図1)。

図1:ヤフオク!ドームのIoTトイレの実証実験で収集・分析する各種データ

 今後は、実験で得られた新たなデータ活用方法を基に、サービスアプリケーションや機器の制御、AI(人工知能)を使った新しい顧客価値やサービス、新規事業の創出を目指す。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名福岡 ヤフオク!ドーム(福岡ソフトバンクホークス)
業種サービス
地域福岡市中央区
課題公衆トイレの清掃や保守の管理を向上したい、トイレの混雑の解決など利用者の利便性を高めたい
解決の仕組みトイレにセンサーを設置し、水回り機器の稼働データや消耗品の残量データを収集する。人の流れに関するデータなども取得し、両者を組み合わせて分析する
推進母体/体制LIXIL、ソフトバンク、福岡ソフトバンクホークス
活用しているデータ(1)便器・電気温水器・自動水石けん器など水回り機器の稼働データや、トイレットペーパーや水石けんなどの消耗品の残量データ、(2)携帯電話の基地局との接続情報などから得る人流データ、(3)基幹設備や各種センサーから収集したデータなど
採用している製品/サービス/技術水回り機器の稼働データや消耗品の残量を収集するセンサー、携帯電話の基地局との接続情報などから人流データを得る技術など
稼働時期2019年2月1日から2020年1月31日まで(予定)