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仏エアバス、開発から市場投入までの期間短縮に向けて設計・製造・サービスのデジタル化を推進
2019年3月12日
航空機製造大手の仏エアバスが、開発プロセスを並行に進め製品の開発から市場投入までの期間短縮を図るために、すべての部門と製品ラインで、設計・製造・サービスのデジタル化を進めている。そのための環境となる「3DEXPERIENCE」を提供する仏ダッソー・システムズが2019年2月6日(現地時間)に発表した。
仏エアバスが進めるのは、設計・製造・サービスのデジタル化を進める「DDMS:digital design,manufacturing and services」。製品のリードタイム削減に向け、全部門の全製品ラインで取り組む。次世代の航空機開発に向けて、製品性能にまず焦点を絞るのではなく、その製造施設やコストを削減し、市場投入までの期間を短縮しながら共同設計・開発を進められるようにするのが目標だ。
そのために、従来の逐次的な開発プロセスを並行的な開発プロセスを移行し、新製品の設計から、オペレーションのパフォーマンス、サポート、管理、顧客満足、新規ビジネスモデルの創出などの高度化を図る。
DDMSのプラットフォームとして「3DEXPERIENCE」(仏ダッソー・システムズ製)を導入する。3DEXPERIENCEは、単一のデータモデルを使って設計からオペレーションまでが実行できるという。エアバスとダッソー・システムズは今回、3D協調設計、エンジニアリング、製造、シミュレーション、インテリジェンス・アプリケーションの実装に向けて協力する旨の合意覚書を交わしている。
企業/組織名 | 仏エアバス |
業種 | 製造 |
地域 | 仏トゥールーズなど |
課題 | 航空機などの開発から市場投入までの期間を短縮したい |
解決の仕組み | 設計/製造/サービスをデジタル化し、開発プロセスを従来の逐次的なやり方から並行的なやり方に移行する |
推進母体/体制 | 仏エアバス、仏ダッソー・システムズ |
活用しているデータ | 航空機の設計データなど |
採用している製品/サービス/技術 | 「3DEXPERIENCE」(仏ダッソー・システムズ製)など |
稼働時期 | -- |