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東急電鉄、定期券うりばでの待ち時間を構内カメラ画像から算出しスマホに配信
2019年3月20日
東京急行電鉄(東急電鉄)が、定期券うりばでの待ち時間をスマートフォンに通知するサービスを2019年3月18日から開始している。駅の構内カメラの画像から、おおよその待ち時間を算出し利用者に通知する。画像解析システムを提供するアイリッジが2019年3月20日に発表した。
東京急行電鉄(東急電鉄)が2019年3月18日に開始した「定期券駅視-vision(エキシビジョン)」は、東急線内の定期券うりばの待ち時間をスマートフォンに通知するサービス(図1)。窓口の混雑度を事前に知らせることで、分散利用による混雑回避や、現地での待ち時間の短縮など、利用者の利便性向上を図る。
定期券駅視-visionでは、駅構内カメラの画像から販売窓口に並ぶ人の数を割り出し、そこから、おおよその待ち時間を算出。結果をスマートフォン用アプリケーション「東急線アプリ」に配信する。サービスの対象になる駅は、渋谷、自由が丘、武蔵小杉、日吉、横浜、目黒、三軒茶屋、二子玉川、溝の口、鷺沼、あざみ野、青葉台、長津田、大井町、五反田、蒲田の16駅。待ち時間の目安は10時から20時まで配信する。
定期券駅視-visionを実現するために、アイリッジが開発した画像解析システムを採用した(図2)。駅構内や店頭に設置したカメラの画像を解析し人物を検出。その人数を基に、おおよその待ち時間を算出する。画像解析は外部からアクセスできない環境で実施し、画像データはプライバシー保護の観点から、解析後速やかに破棄する仕組みにした。
定期券の販売窓口は、新入学シーズンなどには駅の外まで長蛇の列ができることがある。通学定期は在学を確認するために有人窓口で対応する必要があるからだ。東急沿線には学校が多く点在している。
企業/組織名 | 東京急行電鉄(東急電鉄) |
業種 | 交通 |
地域 | 東京都・神奈川県(サービス対象の駅の所在地域)、東京都渋谷区(本社) |
課題 | 駅の定期券うりばが混雑すると待ち時間が長くなり利用者の利便性が下がる |
解決の仕組み | 構内カメラの画像から人数を割り出し、おおよその待ち時間を算出し、スマホアプリに配信する |
推進母体/体制 | 東急電鉄、アイリッジ |
活用しているデータ | 駅構内カメラの画像データなど |
採用している製品/サービス/技術 | カメラ画像の解析システム(アイリッジ製)、スマホアプリ「東急線アプリ」(東急電鉄が提供) |
稼働時期 | 2019年3月18日 |