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中国China Unicom、IoTプラットフォーム事業の基盤に英ArmのIoT関連製品を採用

DIGITAL X 編集部
2019年3月29日

中国の通信大手China Unicom(中国聯通)は、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)プラットフォーム事業のための基盤に、英ArmがIoT向けに提供する機器管理サービスとOSを採用した。Armが2019年2月26日(英国時間)に発表した。

 中国China Unicom(中国聯通)が提供する「China Unicom IoT Platform」は、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)のための機器群やアプリケーションを開発・運用するためのプラットフォームサービス。中国でのスマートユーティリティーやスマートシティ、スマート物流などの実現を支援する。

 China Unicom IoT Platformの構築においてChina Unicomは、英Armが提供するIoT機器の管理サービス「Pelion Device Management」とIoT機器向けOS「Mbed OS」を採用した。今回、両社は中国におけるIoTの普及拡大に向け、長期的なパートナーシップ契約を締結している。

 Pelion Device Managementは、さまざまな種類のIoT機器を、その設置から更新までのライフサイクル全体を管理するための仕組み。大量のIoT機器を安全かつ効率的に管理できるようにする。

 Mbed OSは、IoT機器に必要なコンポーネントと規格に対応した組み込み用の基本ソフトウェア(OS)。2019年3月にリリースする最新版では、IoTセキュリティの第三者認定制度「PSA Certified」のレベル1と、開発者のためのAPIテスト「PSA Functional API Certification」に準拠する。

 ハードウェアとしては、米Cypress、蘭NXP、スイスST、台湾Nuvotonなど複数の半導体ベンダーの製品に対応し、エッジからプロトコル、ライフサイクル全体のセキュリティを確立し、開発の効率向上と期間短縮が可能になるとしている。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名中国China Unicom(中国聯通)
業種通信
地域中国
課題中国市場におけるIoTプラットフォームを提供したい
解決の仕組み多数のIoT機器を管理するためのサービスとセキュリティに強い組み込み用OSを採用する
推進母体/体制中国China Unicom(中国聯通)、英Arm
活用しているデータIoT機器からのデータなど
採用している製品/サービス/技術機器管理サービス「Pelion Device Management」とIoT機器向けOSの「Mbed OS」(英Arm製)など