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第一ニットマーケティング、編み機の停止時間短縮に向け100台にIoTを導入
2019年4月5日
ニット製造などを手掛ける第一ニットマーケティングは、編み機の稼働停止時間を削減するために、100台の編み機にIoT(Internet of Things:モノのインターネット)を導入した。編み機の稼働状態を集約して表示することで次に作業が必要な機械を判別する。IoTサービスなどを提供する西菱電機が2019年3月6日に発表した。
第一ニットマーケティングは、ニット製品の製造・販売などを手掛ける企業。多数の編み機(横編機)を稼働させている。編み機が何らかの理由で短時間に繰り返し停止する「チョコ停」に対して従来は、各編み機に設置した信号灯を作業者が目視で確認し対応してきた。
今回、横編機100台にIoT(Internet of Things:モノのインターネット)の仕組みを採り入れた。編み機の稼働状況を工場内に設置したモニターに一覧表示し、次に対応が必要な編み機を判別できるようにすることで、作業者の習熟度に依存することなく、チョコ停の時間を削減できるようにした。編み機の稼働率や生産性の向上を見込む。
稼働状況のセンサーには、西菱電機が提供する「信号灯状態検知ユニット」を設置した。既存の工場機械に後付けでき、センサー単独としては電源が不要である。信号灯から機械の稼働状態を「稼働中」「停止中」「異常停止」の3つに判別。西菱電機のIoTサービスで集計する。
企業/組織名 | 第一ニットマーケティング |
業種 | 製造 |
地域 | 新潟県見附市 |
課題 | 多数の編み機が稼働するなかで運転が停止した場合、それぞれに設置された信号灯を目視で確認するだけでは対応が不十分だった |
解決の仕組み | 信号灯の状態をセンサーで検知し、すべての編み機の稼働状態を工場内のモニターに一覧表示する |
推進母体/体制 | 第一ニットマーケティング、西菱電機 |
活用しているデータ | 機械に設置された信号灯が表す稼働状態など |
採用している製品/サービス/技術 | 信号灯状態検知ユニット、IoTサービス(西菱電機製)など |