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静岡銀行、顧客提案のパーソナライズ化に向けた顧客データの管理基盤を構築へ
2019年8月26日
静岡銀行は、個々の顧客に、より効果的な提案を可能にするため、顧客データの管理基盤を構築する。メッセージ配信の自動化などマーケティング業務の効率も高める。顧客データの管理基盤を提供する英Arm日本法人が2019年7月23日に発表した。
静岡銀行が目指すのは、顧客それぞれに最適な提案を、最適な経路で提供すること。顧客の嗜好やライフイベントに合わせた商品/サービスを、適切な経路/タイミングで案内することで、顧客ロイヤリティの向上を図る。そうしたマーケティング業務の効率を高めるため、顧客へのメッセージ配信の自動化なども実行する。
そのための顧客データ分析に向けて、顧客データの管理基盤を構築する。自行が持つ顧客データと、パブリックDMP(Data Management Platform)などの外部データを連携し、Webサイトの訪問者に関する分析の高度化を図る。見込み顧客のWebサイト内の行動データに基づき、ユーザーインタフェースの改善や、Webサイト内の導線の最適化などにも取り組む。
顧客データ管理基盤には、英Armが提供する「Arm Treasure Data eCDP(enterprise Customer Data Platform)」を採用した。種々のデータソースとの連携が容易な点を評価したとしている。
Arm Treasure Data eCDPは、顧客1人ひとりの行動ログデータや属性データなどを統合するためのデータ管理基盤。オンライン広告配信やマーケティング、CRM(顧客管理システム)などの領域で利用されている。
企業/組織名 | 静岡銀行 |
業種 | 金融・保険 |
地域 | 静岡市葵区(本社) |
課題 | 個々の顧客に合わせて、より最適な商品/サービスを提案したい |
解決の仕組み | 顧客データ管理基盤を構築し、社内外のデータを連携して分析することで、顧客の理解を深める |
推進母体/体制 | 静岡銀行、英Arm |
活用しているデータ | 行内の顧客データ、パブリックDMPなどの外部データ、Webサイトの閲覧ログデータなど |
採用している製品/サービス/技術 | 顧客データプラットフォーム「Arm Treasure Data eCDP」(英Arm製)など |