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ダイキン、ユーザーの意見に基づく商品を開発・直販するオンラインサイト「DAIKIN LAUNCH X」を開設
ダイキン工業は11月1日、ユーザーの意見を受け付け、そこから開発した商品を直接販売するオンラインサイト「DAIKIN LAUNCH X(ダイキン ローンチ エックス)」を開設した。開発中を含む商品情報を公開し、ユーザーの評価や意見を受けて商品発売の是非や仕様を決定し、販売する。同日に発表した。
ダイキン工業が11月1日に開設した「 DAIKIN LAUNCH X(ダイキン ローンチ エックス)」は、ユーザー参加型の商品提案・販売サイト(写真1)。ユーザーニーズに基づく商品を開発し、用途や使われ方の変化に合わせて改良する「アジャイル型商品開発」を加速するのが狙いだ。
DAIKIN LAUNCH Xは、(1)「READY PRODUCTS」と(2)「ONLINE SHOP」の2つのコンテンツを用意する。READY PRODUCTSでは開発中の商品のコンセプトや搭載予定の機能、スペックなどの情報を公開し、期待度や意見を「期待レビュー」として受け付ける。ユーザーは他者の投稿も閲覧できるほか、商品の開発担当者と直接、意見交換ができる「意見交換会」にも参加できる。
第一弾として、開発中のコードレス脱臭機「LOOP STREAMER(ループストリーマ)」とポータブルエアコン「Carrime(キャリミー)」の商品情報を公開し意見を募る。商品によってはクラウドファンディングも使い、支援者を募って生産する。Carrimeはクラウドファンディングの対象である。
ONLINE SHOPでは、期待レビューを基に決定した仕様に基づく商品を販売する。ここでも、商品への意見や要望を「レビュー」として受け付ける。Twitterと連動し、商品名などのハッシュタグを入れたツイートは、DAIKIN LAUNCH X内で閲覧できる。
新商品として3つの商品を公開し販売を開始した。エアコンの風が届く範囲を広げる「アシストサーキュレータAIRLINK(エアリンク)」と、室温などをセンシングしエアコンを最適制御するためのコントローラー「Beside(ビサイド)」、ルームエアコンの正面パネルをカスタマイズするための「risora Custom Style(リソラカスタムスタイル)」である。
ダイキンは、両コンテンツを通じてユーザーと直接つながることで、新たな商品や価値を提案・販売したい考えだ。
企業/組織名 | ダイキン工業 |
業種 | 製造 |
地域 | 大阪市 |
課題 | より消費者ニーズに合致した製品を開発・提供したい |
解決の仕組み | 開発中の製品情報などをWebサイトに公開し、一般消費者の期待を「レビュー」として受け付け、そこから仕様を確定し商品化を図る |
推進母体/体制 | ダイキン工業 |
活用しているデータ | 消費者のレビュー内容など |
採用している製品/サービス/技術 | レビュー機能、チャット機能など |
稼働時期 | 2019年11月1日 |