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独サッカーリーグのブンデスリーガ、ファンのサッカー体験を高めるためにAWSと提携

DIGITAL X 編集部
2020年1月20日

ドイツのトッププロサッカーリーグであるブンデスリーガ(Bundesliga)がAWS(Amazon Web Services)と提携した。試合のデジタル配信や、生放送中に視聴者が試合状況を分析できるようにAWSの機械学習と分析システムを利用する。2020年1月15日に発表した。

 ブンデスリーガは1963年に創設されたドイツのプレミアクラブを統括するプロサッカーリーグ。現在、18チームで構成されており、同リーグの試合は世界200カ国以上で放送されているという。

 今回、サッカーファンに次世代の試合体験を提供するためにAWS(Amazon Web Services)と提携した。この提携で実現したい取り組みは3つある。1つは、試合のリアルタイムデータを視聴者が分析できること。ブンデスリーガの1部と2部の試合をデジタル配信したり生放送したりする際に、リアルタイムデータを提供。それを視聴者が分析したり、インサイトを引き出したりできるようにする。

 2つ目は、ファンの個別ニーズに応えるコンテンツの提供。デジタルプラットフォームを通じて、試合をより深く理解できるようサポートしていく。

 最後は、ファンが求める情報を、いつでも、どこでも、どんな端末にも提供できるようにすること。そのために、AWSのクラウドインフラおよび機械学習の機能などを活用する。

 これら実現するためにブンデスリーガは、機械学習ツール「AmazonSageMaker」を使って次世代統計プラットフォームを開発する。そのプラットフォームを活用してブンデスリーガは、ライブストリーミングのデータや1万を超える過去の試合を分析。そこからゴールのタイミングの予測やゴールが決められる機会を特定するほか、各チームのポジショニングやプレーの主導率など、様々な分析や予測を提供したい考えだ。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名独ブンデスリーガ
業種サービス
地域独フランクフルト
課題ファンや試合中経の視聴者に新たな観戦体験を提供したい
解決の仕組みAWS(Amazon Web Services)と提携し、クラウド経由でのデジタル配信や、試合のさまざまなデータを提供・分析できるようにする
推進母体/体制ブンデスリーガ、AWS
活用しているデータ1万を超える過去の試合を含めたデータなど
採用している製品/サービス/技術AWSのクラウドプラットフォームや機械学習ツール「AmazonSageMaker」など