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あいおいニッセイ同和損保、データサイエンティスト育成のeラーニングを開始

DIGITAL X 編集部
2020年5月27日

あいおいニッセイ同和損害保険が2020年4月からデータサイエンティストの育成に向けたeラーニングを開始している。2020年度の新卒採用者向けに在宅でAI(人口知能)技術を学習できる環境を提供する。2020年5月13日に発表した。

 あいおいニッセイ同和損保が2020年4月に導入したのは、社内のデータサイエンティストを育成するためのeラーニング。これまで対面式での教育を実施してきたが、コロナ禍を機に在宅勤務が広がり就業形態や学習スタイルが変化してきたことから、在宅でもAI(人工知能)技術を学べる環境として採用した。2020年度に新卒採用したデータサイエンティストを対象に提供する。

 採用したのは、AI教育ベンチャーのアイデミーが提供する「Aidemy Business Cloud」。機械学習を学ぶための環境構築が不要ながら、実際にコードを書きながら学習する(図1)。管理者は学習者の進捗を管理でき、技術習得に意欲的かどうかも分かるという。

図1:アイデミーの「Aidemy Business Cloud」による演習画面の例

 あいおいニッセイ同和損保は、2004年にテレマティクス技術を使った自動車保険を開発し、データを活用した商品/サービスを開発してきた。社内のデータサイエンティスト育成では、AI人材教育サービスのテクノスデータサイエンス・エンジニアリング(TDSE)と資本業務提携を結び取り組んできた。TDSEとは、テレマティクス分野のビッグデータの分析や社内データの利活用も推進している。

 今回、TDSEが提供してきた主に対面でのAI人材育成策に、アイデミーのeラーニングを加えたことで、育成研修とAI実プロジェクト支援の2本柱によって研修者の早期戦力化を図りたい考えだ(図2)。

図2:TDSEの「データサイエンティスト育成支援サービス」概要
デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名あいおいニッセイ同和損害保険
業種金融・保険
地域東京都渋谷区(本社)
課題コロナ禍で働き方や学習スタイルが変わっていく中で、有効なデータサイエンティストの育成策を提供したい
解決の仕組み従来の対面学習に加え、eラーニングを追加する
推進母体/体制あいおいニッセイ同和損害保険、テクノス・データサイエンス・エンジニアリング(TDSE)、アイデミー
活用しているデータ実プロジェクトに関連するデータなど
採用している製品/サービス/技術eラーニングサービス「Aidemy Business Cloud」(アイデミー製)
稼働時期2020年4月