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九州電力、テスラなどEVのカーシェアリングサービスを展開

DIGITAL X 編集部
2020年5月28日

九州電力がEV(電気自動車)のカーシェアリングサービスを2020年4月27日から東京都と共同で提供している。米テスラの「モデル3」や日産自動車の「リーフ」を提供する。2020年12月からはマンション入居者を対象としたEVカーシェアリングサービスの九州および首都圏での提供も予定する。2020年4月22日に発表した。

 九州電力が東京都と共同で2020年4月27日から提供しているのは、EV(電気自動車)を使ったカーシェアリングサービス。米テスラの「モデル3」と日産自動車の「リーフ」を利用する。

 東京都は2030年までに都内の乗用車販売台数においてEVや燃料電池車などZEV(Zero Emission Vehicle)が占める割合を5割にする目標に掲げている。そのために2019年に「レンタカー・カーシェアリングにおけるZEV導入促進事業」の実施者を公募し、7社を決定した。九州電力は、そのうちの1社だ。

 カーシェアリングのプラットフォームには、スマートバリューが開発した「Kuruma Base」を採用している。スマートフォン用アプリケーションを使って会員登録から利用予約、利用、決済までを処理できる。テスラのモデル3に対しては、テスラが提供するAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)を経由し、車両をスマホから操作できる。

 九州電力は2020年12月からは、九州および首都圏においてマンション入居者だけを対象としたEVカーシェアリングサービス「weev(ウィーブ)」の提供も予定する。weevにもKuruma Baseを使う。マンションを対象にするのは、駐車場の負担が加わりクルマの保有コストが高くなることからカーシェアリングのニーズが強いと見るためだ。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名九州電力
業種サービス
地域東京都、首都圏、九州
課題電力を動力源にするEV(電気自動車)の利用を増やしたい
解決の仕組みEVのカーシェアリング事業を展開する
推進母体/体制九州電力、東京都、スマートバリュー
活用しているデータカーシェアリング事業に関連する会員情報や予約情報、利用時間、走行距離など
採用している製品/サービス/技術カーシェアリング用プラットフォーム「Kuruma Base」(スマートバリュー製)
稼働時期2020年4月27日