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三井不動産、オフィスビルの高付加価値化に向け5Gを活用へ
2020年6月10日
三井不動産は、オフィスビルの付加価値を高めるために5Gを活用する。そのためにKDDIとの間で基本合意書を2020年4月に締結し、実証実験を開始する。2020年5月19日に発表した。
三井不動産は、オフィスビルのデジタル化を推進し、高付加価値化を図る。2021年4月をメドに日本橋室町三井タワーなど同社のオフィスビルに5G(第5世代移動通信システム)ネットワークを構築。テレワーク環境やWeb会議システム、インタラクティブなバーチャル会議システム、テレプレゼンスシステムなどの実現に取り組む(図1)。
そのためにKDDIとの間で基本合意書を2020年4月に締結した。三井不動産の持つ「場と機会」と、KDDIが持つ「技術基盤」を融合し、デジタル化を推進する。まずはKDDI本社やKDDIの5Gビジネスの開発拠点「KDDI DIGITAL GATE」で実証実験を開始した後、オフィスビルに展開する。
対象のオフィスは、日本橋室町三井タワー11階(三井不動産執務室)、同5階(テナント向け会員制施設mot.内)、日本橋高島屋三井ビルディング10階(テナント向け会員制施設mot.内)、ガーデンエアタワー(KDDI本社)、虎ノ門ツインビルディング(KDDI DIGITAL GATE内)である。
オフィスビルの通信環境には、リアルタイム性や安定性が求められる。「高速・大容量・低遅延・多接続」を特徴とする5Gを活用することで、より高精細で大容量のデータ通信を可能にする。
新型コロナウイルスの影響により、テレワークや時間に縛られない働き方が求められており、5Gなどの技術を活用することでテレワークと組み合わせた柔軟な働き方を促進できると両社は見ている。
企業/組織名 | 三井不動産 |
業種 | サービス |
地域 | 東京都中央区(本社) |
課題 | オフィスビルの付加価値を高めたい |
解決の仕組み | 5Gを使ってテレワーク環境などを実現する |
推進母体/体制 | 三井不動産、KDDI |
活用しているデータ | テレワーク環境やWeb会議システムなどによりオフィスで発生する各種データ |
採用している製品/サービス/技術 | 5G |
稼働時期 | 2021年4月予定 |