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浅見ゴルフ倶楽部、ゴルフ場管理をドローンで効率化

DIGITAL X 編集部
2020年6月26日

浅見ゴルフ倶楽部は、ゴルフコースの管理の省力化と維持コストの最適化を図るため、ドローンを使った画像解析サービスを導入した。サービスを開発した楽天が2020年6月1日に発表した。

 茨城県水戸市にある浅見ゴルフ倶楽部は、ゴルフコースの品質管理を高めるために、ドローンを使った画像解析サービスを導入した。経験や勘に頼ってきた目視での芝の状況確認などを代替し、コース管理業務の効率化と人材不足の解消を図る(図1)。

図1:ドローンで撮影した画像を解析し芝の状態を把握する

 ドローンは、事前にプログラムしたルートに沿ってゴルフコースを撮影。その画像を専用ソフトウェアで解析する。芝の活性度や表面温度、芝の生育差や日照を妨げる木々の繁殖、ゴルフカートによるダメージ個所などが把握できる。薬剤や肥料、水の散布状況も分かるため、散布量や場所をコントロールすれば維持コストの最適化が図れるという。

 採用したのは、楽天が同社のゴルフ場予約サイト「楽天GORA」事業の一環で開発したサービス。同サービスを楽天は2020年秋から、国内の全ゴルフ場を対象に提供をする。浅見ゴルフ倶楽部は、本番サービスを前に先行導入した。

 日本ゴルフ場経営者協会の調査によると、ゴルフ場の5割以上(有効回答数407施設)が、コース管理者について「不足気味」「欠員状態」だと回答するなど、人材不足が課題になっている。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名浅見ゴルフ倶楽部
業種サービス
地域茨城県水戸市
課題ゴルフコースの芝を管理できる人材が不足している
解決の仕組みドローンでコースを撮影し、その画像から芝の生育状況などを把握する
推進母体/体制浅見ゴルフ倶楽部、楽天
活用しているデータドローンで撮影したゴルフコースの画像
採用している製品/サービス/技術ドローン、画像分析ソフト(楽天製)
稼働時期2020年6月1日