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出光興産、カーシェアの実用化に向けEVの走行データを収集・分析

DIGITAL X 編集部
2020年6月29日

出光興産は、超小型EV(電気自動車)によるカーシェアリングの実証実験において、走行データの収集・分析を開始した。走行データの分析により、サービスの実用化に向けた改善に取り組む。2020年6月3日に発表した。

 出光興産は、超小型EV(電気自動車)を使ったカーシェアリング事業の立ち上げに取り組んでいる。2019年8月に岐阜県飛騨市と同高山市における実証実験を開始。2020年4月には千葉県館山市で、車両の充電に軽量CIS太陽電池を搭載するカーポートを活用する実験も展開している。

 今回、シェアリングサービスを継続的に改善できるよう、EVの走行データを収集し分析する。そのためにMaaS(Mobility as a Service)分野のスタートアップ企業であるスマートドライブと提携した(図1)。

図1:出光興産とスマートドライブの連携の概要

 EVの走行データを、スマートドライブが開発・提供するMaaSのためのデータ活用基盤「Mobility Data Platform」を使って収集。スマートドライブが持つモビリティサービスに関する知見やデータ解析の経験をもとに、データを分析する。

 出光興産が目指すカーシェアリングは、同社の販売店網を使った地域サービスの位置付けで、出光興産が超小型EVを調達し、販売店に貸与する形を想定している。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名出光興産
業種サービス
地域東京都千代田区(本社)
課題販売店が提供する地域サービスとして提供できるようサービスを継続的に改善したい
解決の仕組みEVの走行データを取得・分析し、利用状況を把握する
推進母体/体制出光興産、スマートドライブ
活用しているデータ超小型EVの走行データ
採用している製品/サービス/技術「Mobility Data Platform」(スマートドライブ製)