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化学品メーカーの仏Altaïr Group、グローバルでの成長に向け経営管理基盤を刷新へ

DIGITAL X 編集部
2020年7月21日

洗剤や殺虫剤など家庭向け化学品を製造・販売するフランスのAltaïr Groupは、グローバルでの成長を目指し、グループの経営管理基盤の刷新を決めた。グループ間での情報を一元化を図る。システムを提供した米Inforの日本法人が2020年6月17日に発表した。

 Altaïr Groupは、ホームケア製品や洗剤、殺虫剤などを製造・販売する欧州の大手化学品メーカー。5つのブランドを中心に3500点以上の製品を40カ国以上で販売し、売上高は1億1000万ユーロを超える。

 今回、グローバルでのさらなる成長を目指し、経営管理基盤のERP(Enterprise Resources Planning)システムを刷新することを決定した。グループ会社・組織における情報の一元化と、子会社間のコミュニケーションの向上、およびベストプラクティスの共有を図る。

 新ERPシステムでは、グループ会社のビジネスを一元的に管理・サポートできる。現行のシステムでは、グローバルでの成長を継続するための機能の搭載が困難だと判断した。

 Altaïr Groupが導入するのは、プロセス製造業向けERPの「Infor M3」(米Infor製)。業界に特化した機能を備えるほか、関連性や拡張性の高さを評価したという。新システムの導入支援と合わせて、Altaïr Groupグループにサービスを提供するデータセンターの設置などもInforに委託する。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名Altaïr Group
業種製造
地域フランス・ワスケアル(ホールディング本社)
課題グルーバルでのさらなる成長に必要な経営管理機能の追加が難しくなってきた
解決の仕組みグループ企業の経営基盤を刷新し、情報の一元管理や子会社間のコミュニケーションの向上、ベストプラクティスの共有を図る
推進母体/体制Altaïr Group、米Infor
活用しているデータ購買、販売、生産、物流、品質管理、財務に関連するデータ
採用している製品/サービス/技術「Infor M3」(米Infor製)
稼働時期2020年5月18日(フランスでの導入決定発表日)