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独メルセデス・ベンツ、自動運転のための車載コンピューティングアーキテクチャーを米NVIDIAと開発へ
2020年7月22日
独メルセデス・ベンツは、自動運転用の車載コンピューティングアーキテクチャーを半導体メーカーの米NVIDIAとの協業で開発し、2024年に出荷する次世代車両に標準搭載する計画だ。AI(人工知能)による自律機能や、ソフトウェアアップグレード機能を実現する。2020年6月23日に発表した。
独メルセデス・ベンツが開発するのは、次世代車両に搭載するための新しい車載コンピューティングアーキテクチャー。自動運転のほか、OTA(Over the Air:無線通信)によるアップデートを可能にし、新たなアプリケーションやサブスクリプションサービスを追加・購入できるようにする。2024年に出荷する車両から標準搭載するのが目標だ(図1)。
新アーキテクチャーは、米NVIDIAとの協業で開発し、自動運転技術の開発基盤「NVIDIA DRIVE」をベースに進める。
自動運転では、レベル2およびレベル3の自動運転のほか、レベル4に相当すう自動駐車機能および自動運転専用アプリケーションを開発する。日常的に往復しているルートの自動運転も実現するという。
ダイムラーAG取締役会会長兼メルセデス・ベンツAG取締役会会長のオラ・ケレニウス氏は、今回の協業について「NVIDIAのAIコンピューティングアーキテクチャーにより、メルセデス・ベンツの自動運転に向けたプロセスをより効率化できる」と話している。
企業/組織名 | 独メルセデス・ベンツ |
業種 | 製造 |
地域 | 独シュトゥットガルト(本社) |
課題 | 自動運転機能などを搭載する次世代車両を2024年に市場投入したい |
解決の仕組み | 米NVIDIAと協業し、自動運転などを実現する車載コンピューティングアーキテクチャーを開発する |
推進母体/体制 | メルセデス・ベンツ、NVIDIA |
活用しているデータ | 走行データなど自動運転に関する情報 |
採用している製品/サービス/技術 | 「NVIDIA DRIVE」(米NVIDIA製) |
稼働時期 | 2024年に出荷する次世代車両から搭載予定 |