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大津市の観光MaaSアプリの実証実験、目標の2000ダウンロードを達成

DIGITAL X 編集部
2020年7月28日

滋賀県大津市は、2019年11月1日から同12月1日にかけて実施した観光MaaS(Mobility as a Service)の実証実験の結果を公表した。アプリのダウンロード数と1日乗車券それぞれの目標値越えを達成したという。実験に参加した日本ユニシスが2020年6月16日に発表した。

 滋賀県大津市が実施したのは、大津市内および比叡山における観光MaaS(Mobility as a Service)の実証実験。スマートフォン用アプリケーション「ことことなび」を2019年11月1日から12月1日までの期間限定で配信(図1)。同アプリ内で鉄道・バス・ケーブルカー・ロープウェイの1日乗車券を販売した。

図1:「ことことなび」アプリ画面

 結果、ことことなびのダウンロード数は2808件、1日乗車券の販売枚数は1398枚だった。それぞれ目標値の2000ダウンロード、販売枚数1000枚を超えた。

 ことことなびは日本語と英語の2カ国語に対応。観光地や近隣店舗などの立ち寄りスポットの情報、クーポンなどを提供した

 実験には、大津市のほか、京阪ホールディングス、京阪バス、日本ユニシスが参加した。地域内移動の利便性向上、誘客・周遊の促進の効果をそれぞれ検証した。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名滋賀県大津市
業種サービス
地域滋賀県大津市
課題地域の観光産業を活性化させたい
解決の仕組み観光MaaSアプリ「ことことなび」を開発、観光地や店舗を案内したり、鉄道やバスの1日乗車券を販売し誘客や周遊につなげる
推進母体/体制大津市、京阪ホールディングス、京阪バス、日本ユニシス
活用しているデータ観光地や店舗のスポット情報、交通機関の運行情報、クーポン情報
採用している製品/サービス/技術MaaSアプリ「ことことなび」
稼働時期2019年11月1日~12月1日