- UseCase
- 交通
第一交通産業、タクシーの配車業務の負担をクラウド型配車システムで軽減
2020年8月7日
全国でタクシー事業を展開する第一交通産業は、タクシーの配車業務の負担を軽減するためにクラウド型の配車システムを導入した。複数拠点の配車データを一元管理し、業務の負担軽減と効率化を進める。システムを提供する電脳交通が2020年7月16日に発表した。
第一交通は、国内最大規模のタクシー事業者。全国のグループ会社が保有するタクシーの台数は8000台を超える。地方や観光地にあるグループ会社は、配車担当の人員確保や育成面で課題を抱えていた。
今回、タクシー配車システムをクラウド型に切り替えた。まずは、グループ会社の中でも配車業務の課題が特に顕在化していたタカモリ第一交通(三重県津市)へ2020年7月13日に導入。北九州市の本社からリモートで配車を指示する。今後も配車業務を本社に集約し、リモート配車により課題の解決を図る(図1)。
採用したのは、電脳交通が開発するクラウド型配車システム。第一交通の導入に当たり、タクシー保有台数が100台を超える大規模事業者を対象にした自動配車とデータ解析の機能を新たに開発した。
自動配車機能は、タクシー配車業務をパターン化し自動で処理する。営業所ごとに配車ルールはスタマイズできる。データ解析機能は、過去の配車データから業務負荷を可視化するもの。各営業所での分析と、本社での分析ができる。
企業/組織名 | 第一交通産業 |
業種 | 交通 |
地域 | 北九州市(本社) |
課題 | 地方や観光地にあるグループ会社では、配車担当の人員確保や育成面での課題が顕著になっている |
解決の仕組み | グループ全社の配車データを一元管理できるクラウド配車システムを導入し、本社からグループ各社の配車をリモートで実行する |
推進母体/体制 | 第一交通産業、タカモリ第一交通、電脳交通 |
活用しているデータ | タクシーの配車データ |
採用している製品/サービス/技術 | クラウド型タクシー配車システム(電脳交通製) |
稼働時期 | 2020年7月13日(三重県津市のグループ会社、タカモリ第一交通への導入時期) |