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ジャックス、コンタクトセンターの顧客対応をスマホ操作に誘導するビジュアルIVRを導入
2020年8月7日
信販大手のジャックスは、コンタクトセンターでの顧客対応において、電話での問い合わせをスマホから操作できる画面に誘導するビジュアルIVR(自動音声応答)を2020年7月15日に導入した。IVRでの待ち時間を解消しながら、対応の選択肢を増やし、セルフサービス型の促進と顧客の利便性を高めたい考えだ。同日に発表した。
ジャックスは2020年7月15日、コンタクトセンターにビジュアルIVR(自動音声応答)の仕組みを導入した。電話で問い合わせて来た顧客がビジュアルIVRを選択すれば、SMS(ショートメッセージシステム)を使って、サポートメニューを集約しているスマートフォン専用ページのURLを送信する(図1)。
顧客は、受け取ったURLから専用ページにアクセスするとサービスメニューが表示され、オペレーターが対応するチャットやWebサイトにより各種サービスを利用できる。利用金額の確認や支払い方法の変更、各種手続きなどである。
2020年8月からは、サービスメニューからコンタクトセンターの混雑状況を確認したり、折り返し電話を予約・予約変更したりできる機能も提供する。
ジャックスは2019年3月に「手話・筆談サービス」やAI(人工知能)技術を導入するなど、コンタクトセンターのサービスレベル向上に取り組んでいる。今後は、ビジュアルIVRのインタフェースを利用し、顧客のアクセス状況や導線分析に基づいたメニュー表示などで顧客満足度を高める計画だ。
なおビジュアルIVRには「VisualMenu」(KDDIエボルバ製)を採用している。
企業/組織名 | ジャックス(本部) |
業種 | 金融・保険 |
地域 | 東京都渋谷区(本社) |
課題 | コンタクトセンターの自動音声応答の待ち時間を解消するとともにセルフサービス型のサービスを拡充したい |
解決の仕組み | 電話での問い合わせをスマートフォン上の案内メニューに誘導できるビジュアルIVRシステムを導入した |
推進母体/体制 | ジャックス、KDDIエボルバ |
活用しているデータ | 会員情報、電話番号 |
採用している製品/サービス/技術 | 「VisualMenu」(KDDIエボルバ製) |
稼働時期 | 2020年7月15日 |