- UseCase
- 製造
日本触媒、製品開発のリードタイム短縮に向けデータ駆動型の研究開発組織を設置
2020年8月13日
化学メーカーの日本触媒は2020年6月1日、製品開発および事業化までのリードタイムを短縮するため、データ駆動型で研究開発を推進する組織を設置した。2020年7月21日に発表した。
化学メーカーの日本触媒は、大阪・吹田地区にある研究所内に「データサイエンス&インフォマティクス推進室(DS&I推進室)」を設置した。データ駆動型の研究開発を強化し、製品開発および事業化までのリードタイム短縮を目指す。
DS&I推進室は、組織横断的な情報基盤の構築に取り組む。社内のデータ資源を研究開発戦略上の強みに変え、探索研究から事業化までの確度の向上と期間の短縮を目指す。
そのために、将来を見据えた設備投資と技術実証とともに、研究開発者のデータリテラシーの醸成を徹底。研究開発者の継続的な育成と全研究部門への適切な配置を推進する。
同社は、データサイエンスならびにマテリアルズ・インフォマティクスに10年にわたって独自に運用してきた。その過程で、製法・物性・計測など多角的な研究データを解析し、アクリル酸触媒や高吸水性樹脂などの材料開発を推進してきた。
近年は、製品開発全般において多様化する顧客ニーズへの対応と、事業化までのリードタイム短縮への要求が高まっていた。
企業/組織名 | 日本触媒 |
業種 | 製造 |
地域 | 大阪府吹田市(吹田地区研究所) |
課題 | 製品開発全般において多様化する顧客ニーズと事業化までのリードタイム短縮に対応する研究開発体制を構築したい |
解決の仕組み | 研究開発者のデータリテラシーの醸成を徹底するとともに、組織横断的な情報基盤構築に取り組む組織を設置し、探索研究から事業化までの確度向上および期間短縮を目指す |
推進母体/体制 | 日本触媒 |
活用しているデータ | 研究開発によって得た技術および知見 |
採用している製品/サービス/技術 | マテリアルズ・インフォマティクス |
稼働時期 | 2020年6月1日 |