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みずほ銀行、個人向け営業の実績管理に向けたデータ分析基盤を導入

池田 真也(DIGITAL X 編集部)
2020年8月28日

みずほ銀行は、個人を対象にした営業担当者の実績管理に向けたデータ分析基盤を導入する。表計算ソフトを使った従来のワークフローを改善し、生産性の向上を図りたい考え。2020年冬の本格稼働を目標にする。基盤を提供する米Lookerの日本法人が2020年8月25日に発表した。

 みずほ銀行は、個人営業領域における実績管理を対象に、データ分析基盤を導入する。CRM(顧客関係管理)ツールと連携させ、案件管理と実績管理をワンストップで処理できるようにする。従来のワークフローを改善して、生産性を高めるのが目的だ。

 2020年春から実装を始めており、2020年冬には個人営業担当者を中心とした4000人以上の社員を対象に、本格的に利用する計画である。

 みずほ銀行の個人営業部門ではこれまで、営業店ごとに表計算ソフトで作成した資料データを元に実績を管理していた。ただ資料データの質や量にばらつきがあり、再作成の手間が生じるなど、煩雑なワークフローの原因になっていた。

 今回、みずほ銀行が採用したデータ分析基盤は、米ベンチャー企業Lookerが開発する「Looker(ルッカー)」。BI(ビジネスインテリジェンス)ツールの機能も持つ。実装プロジェクトには、CRMの導入を推進するみずほ情報総研と、Lookerの導入実績のあるNRI(野村総合研究所)が参加している。

 Lookerは2020年2月、米Googleが買収し、Google Cloudのデータ分析ソリューションの一部になっている。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名みずほ銀行
業種金融・保険
地域東京都千代田区
課題個人営業部門における案件管理および実績管理の煩雑なワークフローを改善し、生産性を向上させたい
解決の仕組みデータ分析基盤を導入し、既存のCRMシステムとのデータ連携を図る
推進母体/体制みずほ銀行、Looker
活用しているデータCRMデータ
採用している製品/サービス/技術データ分析基盤「Looker」(米Looker製)
稼働時期2020年冬(4000人への本格導入時期)