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伊予鉄グループ、電車とバスの乗車券をスマホで購入できるMaaSアプリの提供を開始
2020年9月1日
鉄道・バス事業を手掛ける伊予鉄グループは、電車とバスの乗車券をスマートフォンから購入できるアプリケーション「伊予鉄MaaS(Mobility as a Service)」の提供を2020年8月25日に開始した。紙のチケットをデジタルにし電車・バスの利便性を高めることで観光促進を図る。開発を支援したジョルダンが2020年8月25日に発表した。
伊予鉄グループの「伊予鉄MaaS(Mobility as a Service)」は、電車・バスのフリー乗車券やリムジンバスの乗車券を購入できるスマホアプリ(図1)。目的地までの経路も検索できる。窓口や券売機で販売している紙のチケットを置き換え観光客の利便性を高めることで、観光促進につなげたい考えだ。
アプリから購入できるチケットは、「市内電車1~4Dayチケット」と「ALL IYOTETSU 1~4Day Pass」「松山空港リムジンバス乗車券」の3種類。経路検索と同時にデジタルチケットを購入できるため、利用者は券売機を探したり、窓口に並んだりする必要がない。乗降時にはスマートフォン上の乗車券を見せる。日本語と英語に対応する。
伊予鉄MaaSは、ジョルダンの経路検索アプリ「乗換案内」の一機能として提供する。モバイルチケットの販売技術には、「Justride」(英Masabi製)を採用した。
伊予鉄とジョルダンによれば伊予鉄MaaSは、鉄軌道・バスを利用した本格的なMaaS事業として四国初という。接触機会の削減による感染症対策の効果も期待する。
企業/組織名 | 伊予鉄グループ |
業種 | 交通 |
地域 | 愛媛県松山市(本社) |
課題 | 観光客の移動の利便性を向上させ、地域の観光を活性化したい |
解決の仕組み | スマートフォン1つで経路の検索から電車・バスのフリー乗車券およびリムジンバスの乗車券をキャッシュレスで購入できるアプリを提供する |
推進母体/体制 | 伊予鉄グループ、ジョルダン、英Masabi社 |
活用しているデータ | 鉄道、バス、リムジンバスの乗車券の発券・運行情報など |
採用している製品/サービス/技術 | MaaS、モバイルチケッティングサービス「Justride」(英Masabi製) |
稼働時期 | 2020年8月25日 |