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三陸鉄道、運動するとポイントが貯まるスマホアプリで「三鉄ファン」の獲得へ
2020年9月8日
岩手県の三陸海岸を走る第3セクターの三陸鉄道は2020年8月31日、スマートフォン用アプリケーション「さんてつアプリ」の提供を開始した。列車の時刻表や運行状況を提供するほか、運動するとポイントが貯まる機能を提供することで、沿線に住む住民以外を含めた「三鉄ファン」の拡大を図る。同日に発表した。
三陸鉄道が導入した「さんてつアプリ」は、三陸鉄道の運行情報や沿線スポット情報などを提供するスマートフォンアプリ(図1)。今回、運動サポート機能を提供する「三鉄応援機能」を用意し、移動距離に応じたポイントを付与することで、鉄道を日常的に利用する沿線住民以外を含めた三陸鉄道のファン拡大につなげたい考えだ。
運動サポート機能は、三陸鉄道または徒歩での移動距離に応じてポイントを付与し、ポイント数に応じて三陸鉄道グッズの抽選に応募できる。アプリの利用者は体重や歩数の履歴を確認でき、高齢化社会に備えた健康促進ツールとしても利用できる。
鉄道関連の情報としては、鉄道の運休や遅れなどリアルタイムな運行状況や、現在の列車位置などを提供。沿線のおすすめスポットや三陸鉄道のイベント情報も発信する。鉄道利用の利便性を高めるとともに、観光利用の促進につなげる。
さんてつアプリは、B2B(企業間)向けの位置情報分析基盤「SilentLog Analyitcs」を提供するレイ・フロンティアが、同基盤を使って開発した。
企業/組織名 | 三陸鉄道 |
業種 | 交通 |
地域 | 岩手県宮古市(本社) |
課題 | 鉄道の利用者の利便性を向上させるとともに観光を促進しながら、沿線住民以外の「三鉄ファン」を拡大したい |
解決の仕組み | 鉄道の運行情報や沿線のスポット情報の提供だけでなく、沿線住民以外にも役立つ運動サポート機能をもつスマホアプリを提供する |
推進母体/体制 | 三陸鉄道、レイ・フロンティア |
活用しているデータ | 鉄道の運行情報、アプリ利用者の移動情報 |
採用している製品/サービス/技術 | 位置情報分析プラットフォーム「SilentLog Analytics」(レイ・フロンティア製) |
稼働時期 | 2020年8月31日 |