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ムーミンバレーパーク、入園やシャトルバスのチケットをスマホで買える観光MaaSチケットを発売

DIGITAL X 編集部
2020年9月30日

ムーミンバレーパークを運営するムーミン物語らは、同テーマパークの入園券やシャトルバスの乗車券などをセットにした観光MaaS(Mobility as a Service)チケットを2020年9月14日から販売している。埼玉県飯能市の協力を得、利用者の利便性を高めるとともに、同市内の観光を促進するのが狙い。飯能市と、チケット用アプリを提供するジョルダンらが同日に発表した。

 ムーミン物語らが発売した「Meets! HANNO Pass(ミーツ ハンノウ パス)」は、ムーミン物語が運営する埼玉県飯能市内のテーマパーク「ムーミンバレーパーク」の入園チケットと往復のシャトルバス乗車券、および同市内の各種店舗のクーポンなどをセットにしたもの。ジョルダンが運営する経路検索アプリ「乗換案内」および多言語版の「Japan Transit Planner」上で購入できる(図1)。

図1:「Meets! HANNO Pass」のチケット購入画面のイメージ

 Meets! HANNO Passの購入者は、スマートフォンの画面を見せれば、ムーミンバレーパークへの入園やシャトルバスの乗車、クーポンによる優待が利用できる。

 スマホ1つでテーマパークおよび市内観光が楽しめることから、利用者の利便性を高め市内観光の促進を図るのが目的だ。スマホでの購入のみのため、入園時の待機時間の削減や、コロナ禍における接触機会の抑制も期待する。

 Meets! HANNO Passは、ムーミン物語と、西武バス、国際興業、イーグルバス、ジョルダンが組んで発行し、飯能市が協力している。販売期間は2020年9月14日から2021年1月11日まで。チケットの販売システムには、モバイルチケットサービス「Justride」(英Masabi製)を採用している。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名ムーミン物語、西武バス、国際興業、イーグルバス、ジョルダン
業種交通
地域埼玉県飯能市
課題テーマパーク来園者の利便性を高めるとともに、飯能市への観光を促進したい
解決の仕組みテーマパークの入園チケットやシャトルバスの往復チケット、市内で使えるクーポン券をセットにしたモバイルチケットを販売する
推進母体/体制ムーミン物語、西武バス、国際興業、イーグルバス、ジョルダン、飯能市
活用しているデータムーミンバレーパークの入園チケットやシャトルバスの往復チケット、飯能市内の店舗のクーポン情報
採用している製品/サービス/技術モバイルチケットサービス「Justride」(英Masabi製)
稼働時期2020年9月14日~2021年1月11日(チケットの販売期間)