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ニトリ、家具のサイズをAR機能を使って計測できる機能を公式アプリに追加

DIGITAL X 編集部
2020年10月7日

ニトリは、家具や家電のサイズをスマートフォンのAR(拡張現実)機能を使って計測できるサービスを、2020年8月21日から同社の公式アプリ内で提供している。設置場所や使用中の家具・家電のサイズを手軽に計測できるようにすることで購買につなげたい考えだ。アプリ開発技術を提供したロケーションバリューが2020年9月28日に発表した。

 ニトリが公式アプリ内で提供する「サイズwithメモ」は、スマートフォンのAR(拡張現実)機能を使って、家具や家電と、その設置場所のサイズを計測できるサービス(図1)。家具や家電を選ぶ際に重要な、サイズを手軽に計測できるようにする。顧客の利便性を高めて購買につなげると同時に、従業員が家庭を訪問してサイズを計測する手間の削減を期待する。

図1:スマートフォンのカメラで撮影した家具や設置場所のサイズを

 利用者は、公式アプリ内でサイズwithメモを選択し、スマートフォンのカメラで家具や設置場所を撮影すればよい。大きさなどが記載された画像が生成される。画像は、編集・保存ができメモとして利用できる。買い物時に、そのメモを参照することで、家具・家電購入時のサイズに関する不安を解消し購買につなげたい考えだ。

 サイズwithメモは、スマートフォンアプリ向けSDK(Software Development Kit)「measARnote(メジャーノート)」(ロケーションバリュー製)を使って開発した。同SDKは、AR機能を使ったサイズの計測や、作成した画像を保存する機能を使ったアプリ開発を可能にする。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名ニトリ
業種流通・小売り
地域札幌市北区(本社)
課題家具や家電の購入では、サイズが買い物客の不安につながっているほか、従業員が現地でサイズ測定することは効率が悪い
解決の仕組みスマートフォンのAR機能を使って、家具や設置場所のサイズを計測・保管できるようにする
推進母体/体制ニトリ、ロケーションバリュー
活用しているデータスマートフォンで撮影した家具や設置場所の画像
採用している製品/サービス/技術スマートフォンアプリ向けARメジャーSDK「measAR note」(ロケーションバリュー製)
稼働時期2020年8月21日