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住友ゴム工業、タイヤの空気圧や温度をリモートで監視するサービスを実証実験

DIGITAL X 編集部
2020年10月20日

住友ゴム工業は、タイヤの空気圧や温度をリモートで監視するサービスの実証実験を開始した。タイヤの状況を容易に確認できるようにすることで、メンテナンスの負担軽減や燃費向上につなげたい考え。2020年10月5日に発表した。

 住友ゴム工業が取り組むのは、タイヤの空気圧や温度をリモート監視するサービスの実証実験(図1)。車の安全運転をサポートするサービスとしての有効性や、メンテナンス作業における時間短縮と作業負荷軽減、作業ミス防止などの効果を検証する。

図1:実証実験するタイヤ空気圧のリモート監視サービスの概念図

 実証実験では、タイヤ空気圧監視システム「TPMS(Tire Pressure Monitoring System)」をタイヤに装着し、TPMSから得る情報をクラウドで確認する。メンテナンス時だけでなく、適正な空気圧を維持することで走行時の燃費向上や安全・安心な走行につなげたい考え。

 実験地域は、福岡県、宮崎県、鹿児島県の3県で、新出光の車両リース事業「ラクのり」の車両30台と、イデックスオート・ジャパンのレンタカー事業「Budgetレンタカー」の車両500台にTPMS を装着する。ラクのりの契約者には、最新のタイヤ測定値を確認できる専用ページも提供し、サービス全体の質と利便性の向上を検証する。

 住友ゴムは実験で、タイヤ空気圧管理サービスの有効性や、メンテナンス作業における具体的な効果を検証し、安全性・経済性の向上に貢献するビジネスモデルの構築に取り組む予定である。実験には、住友ゴムの提携先であるトライポッドワークスとダンロップタイヤ九州も参加する。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名住友ゴム工業
業種製造
地域福岡県、宮崎県、鹿児島県
課題タイヤのメンテナンス作業の負荷軽減および安全・安心な走行に貢献したい
解決の仕組みタイヤの空気圧や温度をリモートで監視できる空気圧管理ソリサービスを導入する
推進母体/体制住友ゴム工業、新出光、イデックスオート・ジャパン、トライポッドワークス、ダンロップタイヤ九州
活用しているデータタイヤの空気圧および温度などの情報
採用している製品/サービス/技術TPMS(Tire Pressure Monitoring System)
稼働時期2020年10月