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日本通運、物流業界のDXを支援する新会社をソフトバンクと設立

DIGITAL X 編集部
2020年10月27日

日本通運は、物流業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援する新会社「MeeTruck(ミートラック)」を2020年4月2日にソフトバンクと共同でに設立した。サービスの第1弾として、トラック輸送事業者向けのクラウド配車支援サービスを提供する。2020年10月15日に発表した。

 日本通運は、物流業界におけるドライバー不足やEC市場の拡大に伴う荷量の増加などの課題解決を目的とした新会社「MeeTruck(ミートラック)」をソフトバンクと2020年4月2日に共同設立した(図1)。第1弾のサービスとして10月15日から、トラック輸送を担う物流事業者向けのクラウド型配車支援サービスの提供を開始した。

図1:「MeeTruck」が提供するトラック配車支援サービスの画面イメージ

 配車支援サービスでは、物流事業者は、受注した配送業務の案件登録やトラックの割り当て、勤務計画表などをWebアプリケーション上で作成し、データを一元管理できる。紙やホワイトボードを利用していた作業をデジタル化することで、業務の効率化を図る。

 第2弾のサービスとして、物流事業者と荷主企業をマッチングするサービスを2021年度中に提供する予定だ。貨物を探す物流事業者とトラックを探す荷主企業が、それぞれの条件に合致する貨物やトラックを見つけられるという。

 今後は、配車支援サービスの提供によって得た知見やデータをもとに、AI(人工知能)などの先端テクノロジーを利用し、高品質なマッチングの実現を目指すとしている。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名日本通運
業種物流
地域東京都港区(本社)
課題トラックの割り当て作業やスケジュール管理を紙やホワイトボードへの手書きで行っている物流事業者の配車業務を効率化したい
解決の仕組み物流事業者が受注した配送業務の案件登録やトラックの割り当て、勤務計画表の作成などをWebアプリケーション上で行えるクラウド型配車支援サービスを提供する
推進母体/体制日本通運、ソフトバンク
活用しているデータ受注案件やトラックの割り当て、勤務計画表など物流事業者の配送業務に関連する情報
採用している製品/サービス/技術クラウドサービス
稼働時期2020年10月15日(トラック配車支援サービスの開始時期)