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旭川市、eスポーツ競技場に5G/ローカル5Gなどの高速通信環境を構築

DIGITAL X 編集部
2020年10月29日

北海道旭川市は、2021年1月に開設予定のeスポーツ競技場「コクゲキ」に5Gやローカル5Gの通信環境を構築する。複数のプレーヤー同士による遠隔競技や、高速・低遅延なデータ通信などについて実証実験を実施する。実験に参加するNTT東日本北海道事業部が2020年10月16日に発表した。

 旭川市は、情報通信の拠点となる「ICTパーク」の整備を計画している。今回、ICTパークの中核施設であるeスポーツ競技場「コクゲキ」において、キャリアによる5Gのほか、ローカル5G(第5世代移動体通信サービス)、Wi-Fi 6などを組み合わせた高速無線環境を構築する。

 高速・大容量の5G通信システムを利用することで、複数プレーヤーの同時接続や高速・低遅延なデータ通信について実証実験を進める。期間は2021年1月下旬のコクゲキの開設予定日から2021年3月末までを予定する。

 旭川市は、eスポーツを核に、新しい地域コミュニティの形成や街の賑わいの創出、次世代ICT対応人材の育成に取り組んでいる。eスポーツ競技場の開設は、その一環だ。

 本実証実験は、総務省が募集した「地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」を実現するもの。旭川市、大雪カムイミンタラDMO、NTTeSports、NTT東日本が構成するコンソーシアムが採択を受け実施する。

 遠隔競技では、eスポーツ施設「eXeField Akiba」(NTTe-Sportsが運営)と競技場を結んだ競技の検証にも取り組む。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名北海道旭川市
業種公共
地域北海道旭川市
課題eスポーツを核として新たな地域コミュニティの形成や街の賑わいの創出を実現したい
解決の仕組み旭川市の中心部に開設するeスポーツ競技場にローカル5Gなどの無線環境を構築し、複数人のプレイヤーが遠隔で競技できるようにする
推進母体/体制旭川市、NTT東日本北海道事業部、大雪カムイミンタラDMO、NTTe-Sports
活用しているデータ複数のプレイヤー同士による遠隔競技の映像など
採用している製品/サービス/技術5G、ローカル5G、Wi-Fi6などの無線通信技術
稼働時期2021年1月から3月末(実証実験の期間)