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ネスレ日本、ペットボトルコーヒーの配車業務の効率化に向け輸配送管理サービスを導入
2020年10月30日
ネスレ日本は、「ネスカフェ」ブランドのペットボトルコーヒーの配車業務の効率化を図るために、輸配送管理のクラウドサービスを導入した。配車依頼から納品までの情報を一元管理し、納品率とコストの改善を図る。サービスを提供するラクスルが2020年10月21日に発表した。
ネスレ日本では、「ネスカフェ」のペットボトルコーヒーの需要が拡大し、2つの生産工場から取引先へ直送するために常時20社ほどの運送会社に依頼している。両工場からは1日に300〜500台のトラックが配送に当たり、繁忙期の8月には通常時の10倍のトラックが必要になる。
「いかに確実にトラックを手配するか」という課題を解決するために今回、輸配送管理のクラウドサービス導入した(図1)。社内の関係部署と情報を連携し、運送会社への配車依頼を一元管理することで、業務効率を高めるのが狙いだ。2020年8月から9月末までの繁忙期にあっては、納品率の向上と再配達コストの削減効果が得られたという。
新しい輸配送管理サービスでは、運送会社との受発注業務を一元管理する。ペットボトルコーヒーの配車依頼から納品までの情報を一元管理することで、配車業務にかかわるすべてのステータスをリアルタイムに可視化できるようにした。
従来は、アナログな仕組みで配車を手配しており、繁忙期には、情報連携の不備による配達ミスなどから再配達のコストなどが数百万円単位で発生していた。配車業務に要する時間も短縮し、業務の効率化も図れた。
ネスレ日本は今後、ペットボトルコーヒー以外の商品の配送手配にも輸配送管理サービスを適用することを検討する。導入したのは、荷主および運送会社向けの輸配送サービス「ハコベルコネクト」(ラクスル製)である。
企業/組織名 | ネスレ日本 |
業種 | 製造 |
地域 | 神戸市(本社) |
課題 | 運送会社への受発注業務や社内の情報連携を一元管理し、配送業務の効率化を図るとともに、納品ミスや再配達を減らしたい |
解決の仕組み | 輸配送管理のクラウドサービスを導入し、運送会社への受発注業務や、社内の情報連携を一元管理する |
推進母体/体制 | ネスレ日本、ラクスル |
活用しているデータ | 商品の受発注情報・配送情報 |
採用している製品/サービス/技術 | SaaS型輸配送システム「ハコベルコネクト」(ラクスル製) |