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リコー、製造現場のリモート化/自動化に向けにローカル5G環境を構築

DIGITAL X 編集部
2020年11月2日

リコーは、製造業務のリモート化や自動化などを推進するために、スタンドアロン型のローカル5G(第5世代移動体通信サービス)環境を構築する。2021年4月から運用を開始する。2020年10月22日に発表した。

 リコーが構築するのは、4G環境を必要としないスタンドアロン型ローカル5G(第5世代移動体通信サービス)環境。まずはリコーインダストリーの東北事業所で2021年4月から運用できるように、2020年12月をめどに、Sub6(6GHz未満)帯域のローカル5G免許を申請する。その後、早期に国内外の主力工場へローカル5Gを展開したい考えだ。

 ローカル5Gを導入するのは、製造現場のリモート化および自動化を図るのが目的。リコーインダストリー東北事業所では、遠隔からの機器制御や、工場内データの見える化などに取り組む。高精細ライブ映像を活用した工場見学など、新たな顧客体験も提供できるようにする。

 ローカル5環境を構築するための各種ネットワーク機器はNECが提供する。両者は今後、5G利用した製造業向けのサービスの共同開発に取り組み、リコー社外へのサービス提供を目指す。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名リコー
業種製造
地域東京都大田区(本社)
課題遠隔からの機器制御や現場担当者への技術支援、工場内データの見える化など自動化を推進する
解決の仕組み生産現場にスタンドアロン型のローカル5G環境を構築する
推進母体/体制リコー、NEC
活用しているデータ工場に設置した機器の稼働データなど
採用している製品/サービス/技術スタンドアロン型ローカル5G
稼働時期2021年4月(リコーインダストリーの東北事業所において)