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西東京市、市民の健康づくりをサポートする健康ポイントアプリを導入

DIGITAL X 編集部
2020年11月16日

東京都西東京市は、市民の健康づくりのサポートを目的に、毎日の健康活動に対してポイントを付与するスマートフォン用アプリケーションの提供を2020年11月に開始した。アプリで得た歩数などのデータから市民の行動変容を把握し、健康施策にも役立てたい考えだ。2020年11月2日に発表した。

 東京都西東京市が導入したのは、スマートフォン用アプリケーション「あるこ」(図1)。運動に応じてポイントを付与するなどで、健康づくりを実践する機会を提供し、市民の健康維持を図る。主なターゲットは、20代から50代の市民。アプリから得られる歩数や体重などのデータを基に市民の行動変容などを把握し、新たな健康施策の立案にも利用する考えだ。

図1:西東京市の健康ポイントアプリ「あるこ」の画面例

 あるこは、西東京市民は無料で利用でき、自身の体重や歩行の記録を管理できる。記録するのは、歩数計機能に基づく歩数の履歴やランキングの閲覧、ランニングやウォーキング、サイクリングの記録、普段の食事や睡眠、酒・たばこの記録、メンタルチェック、ラジオ体操の動画視聴、健康関連情報の閲覧などである。

 これらに加え、体重記録やエクササイズ動画の視聴、健診・人間ドックの記録入力など、健康増進や健康管理に応じてポイントが付与される。ポイントは、電子マネーや市内特産品、協賛企業の特典に応募できる。

 あるこは、健康管理アプリ「グッピー ヘルスケア」(グッピーズ製)をベースに、独自の機能を追加した。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に伴う外出自粛によって生活習慣に変化が生じている。西東京市は、毎日の生活の中で健康づくりを実践する機会を市民に提供し、可視化できるようにする。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名東京都西東京市
業種公共
地域東京都西東京市
課題コロナ禍に伴う外出自粛の中、毎日の生活の中で健康づくりを実践する機会を市民に提供したい
解決の仕組み健康活動に応じてポイントが貯まるスマートフォン用アプリケーションを提供する
推進母体/体制東京都西東京市、グッピーズ
活用しているデータ(1)アプリで計測する各市民の歩数、(2)市民がアプリで記録した体重や、普段の食事や睡眠、酒・たばこ、ランニング・ウォーキング・サイクリングの記録、健診・人間ドックの結果など
採用している製品/サービス/技術健康管理スマホアプリ「グッピー ヘルスケア」(グッピーズ製)など
稼働時期2020年11月(アプリの開始時期)