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トヨタ、コネクテッドカーの技術開発をKDDIとの提携強化で加速

DIGITAL X 編集部
2020年11月13日

トヨタ自動車は、コネクテッドカー技術の研究開発やビッグデータの利用を加速させることを目的に、KDDIと新たな業務資本提携を結んだ。通信基盤やコネクテッドカー向けの運用管理システムなどを共同で開発する。2020年10月30日に発表した。

 トヨタは、KDDIとの業務資本提携によって、通信技術およびコネクテッドカー技術の研究開発を進める(図1)。具体的には、街と家、人、クルマ、それぞれの間での最適な通信を可能とする通信基盤や、次世代コネクテッドカー向けの運用管理システムを共同開発する。

図1:両社の業務提携の概念

 クルマの内外にとらわれることなく、人々の生活を豊かにし、安心・安全を追求するためのサービスおよびサービス基盤を共同で構築する。街と家、人、クルマなどのビッグデータを利用した都市と地方間や各地域のコミュニティにおける社会課題の解決にも取り組むとしている。

 今回、中長期にわたって戦略的な提携を進めるために、さらなる資本関係の強化が必要と判断。両社は、トヨタを引受先としたKDDI株式約1830万株(総額約522億円)の第三者割当による自己株式処分を実施することに合意した。

 資本関係の強化により、トヨタによるKDDIの持株比率は2020年9月末時点の12.95%から13.74%になる予定だ。株式取得日は2021年1月29日を予定している。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名トヨタ自動車
業種製造
地域愛知県豊田市(本社)
課題コネクテッドカー技術の研究開発やビッグデータの活用を加速させる
解決の仕組みKDDIとの業務資本提携を強化し、通信技術およびコネクテッドカー技術の研究開発を推進するための体制を強化する
推進母体/体制トヨタ自動車、KDDI
活用しているデータコネクテッドカー向け運用管理システムで利用する情報および家、人、クルマなどのビッグデータ
採用している製品/サービス/技術コネクテッドカー技術、ビッグデータ活用技術
稼働時期2021年1月29日(業務資本提携による株式取得予定日)