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千葉市動物公園、来園者へのサービス向上にAI/IoT使う実証実験
2020年11月17日
千葉市動物公園が、来園者へのサービス向上と経営効率の改善に向け、AI(人工知能)やIoT(Internet of Things:モノのインターネット)の技術を利用する実証実験を2020年10月22日から開始している。AI技術を提供する日本システムウエア(NSW)が2020年11月2日に発表した。
千葉市動物公園が取り組むのは、来園者や駐車場の画像データを分析し、集客施策に生かす実証実験。来園者の属性を把握した上での集客施策や、集客状況に応じた人員配置などで業務効率を高めるのが目的だ。
実験では、園内のカメラが撮影した画像データをAI(人工知能)技術によって解析する。入門ゲートやレストラン、展望デッキカフェスタンドで収集した画像から、来園者の特徴を示すデータを数値化し、データから推定した来園者の年齢や性別などを集客やレストランなどのメニュー開発に利用する。
駐車場では、入り口で収集した画像から車両のナンバープレートにある数字・文字情報を読み取ってテキストデータ化し、適切な人員配置など施設運営の効率化に生かす。
収集した各種データは、気象情報や曜日、イベント情報など、そのほかの要素との相関関係も分析する。
実験には、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)向けのビッグデータ分析・予測サービス「Toami Analytics」と、AI画像解析サービス「Toami Visionシリーズ」(いずれも日本システムウエア製)を利用している。AI開発者向けのツールキット「OpenVINOツールキット」(米インテル製)も採用している。
企業/組織名 | 千葉市動物公園 |
業種 | 公共 |
地域 | 千葉市若葉区 |
課題 | 来園者サービスの向上と経営効率の改善を図りたい |
解決の仕組み | 来園者や駐車像の画像をAIで分析し集客や来園者サービスの向上に生かす |
推進母体/体制 | 千葉市動物公園、日本システムウエア、インテル |
活用しているデータ | 来園者の画像および駐車場を利用する車両のナンバープレートの情報 |
採用している製品/サービス/技術 | IoT向けビッグデータ分析・予測サービス「Toami Analytics」、AI画像解析サービス「Toami Visionシリーズ」(いずれも日本システムウエア製)、AI開発フレームワーク「OpenVINOツールキット」(インテル製) |
稼働時期 | 2020年10月22日 |