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住友ゴム、材料分析へAIを適用するためのクラウドサービスを導入

DIGITAL X 編集部
2020年11月24日

住友ゴム工業は、材料分析業務にAI(人工知能)を適用するために、AIの業務適用を自動化するクラウドサービスを導入する。同サービスを日本で販売するNECが2020年11月4日に発表した。

 住友ゴムが導入するのは、AI(人工知能)の開発と業務適用を自動化するソフトウェアのクラウドサービス。材料分析に活用し、これまで人の手では限界があった新たな材料の発見を目指す。

 採用したのは、米dotDataのソフトウェア「dotData Enterprise」のSaaS(Software as a Service)版の「dotData Cloud」。dotDataがAWS(Amazon Web Services)上で運用し、クラウドサービスとして提供する。

 住友ゴムは、材料分析へのAIの適用領域を拡大させるため、複数のAIプラットフォームを評価した。dotDataに対しては、すぐに利用でき、かつ環境管理をdotDataに任せられるという利便性の高さを評価。材料分析データの特微量の発見能力が高かったという。

 加えて、dotData Cloudを販売するNECが、dotDataの学習用コンテンツの提供や、問い合わせ対応、リモート支援などからなる「分析サポートサービス」を提供することも、採用の決め手となったとしている。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名住友ゴム工業
業種製造
地域神戸市(本社)
課題人手による材料分析では難しくなっている新たな材料を発見したい
解決の仕組みAIを材料分析業務に適用する
推進母体/体制住友ゴム工業、米dotData、NEC
活用しているデータ製品開発に用いる材料に関する情報
採用している製品/サービス/技術AIの業務適用クラウドサービス「dotData Cloud」(dotData社製)