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出光興産、販売店やサービスステーションなどとの社外コミュニケーションに向けたポータルサイトを開設
2020年11月25日
出光興産は、販売店や特約店本店、およびサービスステーション(SS)とのコミュニケーションの向上を図るために、新しい業務ポータルサイトを2021年1月に開設する。デジタル技術を使った生産性の向上や販売戦略立案などを支援したい考え。2020年11月10日に発表した。
出光興産が2021年1月に開設する「apollostationポータル」は、販売店と特約店、およびサービスステーション(SS)を対象にしたポータルサイト(図1)。商品の発注のほか、人事管理や顧客管理など、販売店・特約店・SSのそれぞれの業務に必要な各種業務システムを一元管理する機能を提供し、各業務の生産性向上を支援する。
出光興産が保有するSS店舗の販売実績や各種マーケティング情報のデータベースにもアクセス可能にし、データに基づく販売戦略の立案を容易にしたい考え。各種商材の提案資料や動画コンテンツも提供することで、販売店や特約店の営業活動におけるペーパーレス化や効率化をうながす。
販売店・特約店のテレワーク対応を推進する役割も担う。Web会議システム機能を用意し、SS間の打ち合わせや、会議の三密回避、移動時間の削減をサポートする。説明会や研修会などにもWeb会議システムを利用し、リモートからのリアルタイムな視聴を可能にする。
出光興産は、中期経営計画の重要テーマに、デジタル技術を活用した「働き方改革の推進」と「新規ビジネスの創出」を掲げ、2020年1月には、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するデジタル変革室を設立している。
同計画においてapollostationポータルは、コロナ禍で変化する消費者のニーズや価値観を的確にとらえ、新しいサービスや商品を創出する体制を構築するためのプラットフォームに位置づけられている(図2)。
企業/組織名 | 出光興産 |
業種 | 製造 |
地域 | 東京都千代田区(本社) |
課題 | コロナ禍で変化する消費者のニーズや価値観を的確にとらえ、新しいサービスや商品を創出する体制を構築したい |
解決の仕組み | ポータルサイトを開設し、販売店・特約店およびサービスステーション(SS)とのコミュニケーションを強化するとともに、販売店・特約店・SSの生産性を高める |
推進母体/体制 | 出光興産 |
活用しているデータ | 発注情報、顧客情報、販売店・特約店が業務で扱っている情報および営業資料など |
採用している製品/サービス/技術 | ポータルサイト、Web会議システム |
稼働時期 | 2021年1月(開設予定日) |