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サウジアラビアにあるペプシの瓶詰め工場、業務の自動化に向け倉庫管理システムを導入

DIGITAL X 編集部
2020年11月26日

ペプシの瓶詰め工場を運営するサウジアラビアのMenaBevは、原材料の受け入れから生産、保管、完成品の出荷までの業務プロセスを自動化するために倉庫管理システムを導入した。システムを提供する米インフォアの日本法人が2020年11月13日に発表した。

 ペプシコ(PepsiCo)のフランチャイズ企業であるMenaBevは、サウジアラビアのジッダに、30万平方メートルを超える瓶詰め工場を所有し運営している。レーザー誘導式無人搬送台車や立体自動倉庫などを用いた生産ラインが8つあり、毎日数千件のトランザクションが異なるシステム間で飛び交っている。

 今回、工場全体の自動化とビジネスプロセスの最適化を目標とするプロジェクトを立ち上げ、倉庫管理システム(WMS)を導入した。原材料の受け入れから生産、保管、完成品の出荷までの業務をエンド・ツー・エンドで支える基盤として利用する。

 WMSを使って、レーザー誘導式無人搬送台車にメッセージを送信して生産ラインへの供給を指示する仕組みや、完成品パレットを立体自動倉庫に通知する仕組みを実現した。

 MenaBevが導入したシステムは「Infor WMS」(米インフォア製)。ERP(統合基幹業務システム)やMES(製造実行システム)、LIMS(ラボ情報管理システム)、OEMシステムなど7つのシステムと連携し、工場内のプロセス全体をリアルタイムに可視化できるようにした。導入においては、サプライチェーンコンサルティングのSNSが支援した。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名MenaBev
業種製造
地域サウジアラビアのジッダ
課題瓶詰め工場の業務の自動化と最適化を図りたい
解決の仕組み倉庫管理システムを刷新し、ERP(統合基幹業務システム)やMES(製造実行システム)、LIMS(ラボ情報管理システム)、OEMシステムなど7つのシステムと連携・統合を図る
推進母体/体制MenaBev社、米インフォア
活用しているデータ原材料や生産、在庫、完成品に関する情報
採用している製品/サービス/技術倉庫管理システム「Infor VMS」(米インフォア製)