• UseCase
  • サービス

MDI、賃貸住宅の入居者向けに各種サービスを統合するスマホアプリを提供

DIGITAL X 編集部
2020年12月14日

賃貸住宅経営を手がけるMDIは、賃貸住宅の入居者を対象にした複数のサービスを統合したスマートフォン用アプリケーションを2020年12月1日から提供している。問い合わせへの自動回答や、管理会社からの情報伝達などのほか、電力の使用量も確認できる。同日に発表した。

 賃貸住宅経営を手掛けるMDIが提供する「LivLiアプリ」は、同社の賃貸住宅「LivLi」入居者を対象にしたスマートフォン用アプリケーション(図1)。入居者が必要とする種々の情報やサービスにスマホからアクセスできるようにする。入居者は、個々に提供される初期設定用のQRコードを読み取って使用する。

図1:「LivLiアプリ」は、賃貸入居者向けの種々のサービスを1つのアプリに統合

 LivLiアプリでは、入居者からの問い合わせにAI(人工知能)技術を使ったチャットボットが回答する。曖昧な質問には選択肢を提示して入居者をサポートする。学習機能により回答の精度を高める。

 管理会社からの入居者への各種告知を配信し、入居者が確認状況を返信できるようにする。紙媒体を使っていた告知を置き換え、入居者と管理会社の双方向なコミュニケーションを可能にする。

 キャッシュレス決済サービス「PayPay」のポイントプログラムも提供する。入居者が管理会社からの告知を確認したりアンケートに回答したりすればポイントを付与する。

 LivLiアプリは、電力サービスを提供するソフトバンクの子会社であるSBパワーが開発した。同社が提供する電力サービス「くらしでんき」と連携し、月々の電気料金の予測・可視化や節電に応じたポイント付与などの機能もLivLiアプリで提供する(図2)。

図2:SBパワーのアプリとの連携によって電力サービスを提供する
デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名MDI
業種サービス
地域東京都中央区(本社)
課題賃貸住宅の入居者と管理会社のコミュニケーションの円滑化を図り、入居者の満足度と管理の効率とを高めたい
解決の仕組みAIチャットボットが応答する機能などを備えたスマートフォン用アプリを提供する
推進母体/体制MDI、SBパワー
活用しているデータ電子回覧板の閲覧履歴、電力使用量など
採用している製品/サービス/技術専用スマホアプリ(SBパワー製)
稼働時期2020年12月1日